頑張れ!サンマ漁

2017.10.04

栗や松茸もそろそろ店頭に出てきたが、秋の食材の先頭は何と言ってもサンマだ。
文字通り、生の秋刀魚は刀のような形をして銀色に光っている。
まずは塩焼きにして、すだちか青い柚子をキュッと絞って食したい。

しかし残念ながら、昨年に続きこの秋も不漁である。
焼きたてを振る舞う恒例の「目黒のさんま祭り」も調達に苦心したようだし、スーパーに並ぶサンマも例年より小さめ。
価格もおよそ2倍へと高騰。

そもそもサンマ、マイワシ、マサバは10〜20年周期で豊漁と不漁を繰り返す魚だ。
サンマが減るとマイワシとマサバが増える。
なぜそうなるかについてはよくわかっていない。
身近な魚でありながら、
サンマの生態や資源管理の研究はまだまだこれからだそうだ。

近海に暖かい海水の塊があると、親潮に乗って南下するサンマは日本沿岸まで近づけない。
温暖化の影響がどれだけあるかはわからないが、海水温の上昇はサンマ漁にはマイナス要素である。
さらに日本のサンマ漁船は近海での操業を前提にした小型船で、台湾・中国などの大型船が公海で操業可能なのに対し、沿岸までサンマが来ないと獲れない。
複合要素でサンマは不漁となる。

環境は常に変化する。
これまでの当たり前がいつの間にか当たり前でなくなる。
それにどのように対応すれば良いのか、サンマは静かに私たちに問うているのかもしれない。



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