雪に弱い都市・東京

2016.11.29

東京で11月に雪が降り、しかもわずかだが積もってしまった。
翌日も、屋根の上や日陰には薄く雪が残っていた。

11月に雪が降ること自体、1962年以来で54年ぶりだという。
積雪となると、東京は観測史上初という珍しさである。
さらに前々日は最高気温が20度を超えていたのだから、なんとも体がついていかない。
夏物を片付けきっていないうちに雪が降り、ワードロープが混乱をきたしている人も多いだろう。

それよりも困るのが交通機関の乱れである。
今回も雪が予想される前日に、京王線の駅では画像のような注意喚起の看板が出現した。
積雪の当日ももちろんだが、翌朝の凍結でも電車のダイヤは乱れる。
一度雪が積もると、しばらくは朝の時間に余裕を持って出かける必要がありそうだ。
地下鉄など、従来はあまり天候の影響を受けなかった路線も、他の線との乗り入れが進んでいるために遠方の気象条件の影響を受けやすくなってしまった。
東京は実に雪に弱いのである。

気象庁によると、関東甲信越のお天気や気温は平年並みと予想されてはいるが、こういうイレギュラーな寒気の訪れがあるので油断はできない。
しかも、気候変動によって地球の温暖化が進むと、極端な天候が増えて、むしろ降雪が増える地域があるという話だ。
今年の冬は、果たして何回くらい東京に雪が積もるのだろう。



戻る