SOHO社長の体験記

地域資源調査から風土倶楽部誕生へ 

干しリンゴをアップルティーに添えて。

- 三鷹とのかかわりはどのあたりからですか?


朝田
その出版社の新規事業部で食と農に関する連載をし、やはり2000年に「食の教室」というムックを作ったのですが、時代に先行しすぎたようで、売れ行きが芳しくなく事業が打ち切りになってしまいました。ちょうど三鷹にマンションを購入して引っ越してきたところだったので、「これからどうしようか」と途方にくれました。
一方で、地元学のテキストが好評だったことから、私自身が日本各地の地域資源調査に関わるようになっていたのです。ちょうど岩手県紫波町が循環型まちづくりに取組み始めたばかりで、声をかけてくれた人がいて、地域づくりのファシリテーターを4,5年やりました。せっかくマンションを買ったのに、月の半分くらいは岩手でしたね。

- 絶妙のタイミングで地域づくりコンサルに転身ですね。


朝田
その地域資源調査から、高齢化する地域には資源はあっても直接消費者とつながるノウハウがないのが問題だとわかりました。その部分は都市部に住む私たちがお手伝いできるし、食糧を供給し自然を保ってくださっている人たちを支える責任があると思い、地域づくりの仲間とローカル・ジャンクション21というNPOをつくりました。地域資源調査のネットワークを活用して「日本食育フェア」を開催し、「風土に培われた資源で作られたものを売りましょう」という風土倶楽部が立ち上がったのです。





プロフィール

朝田くに子さん 
[ 株式会社風土倶楽部 代表取締役 ]

NPOローカル・ジャンクション21の活動から生まれた株式会社風土倶楽部の代表取締役として、日本の食と農をテーマにスモール&スロービジネスを推進中。2005年から運営してきた東京はちみつクラブは、みつばち百花に名称を変更。NPO法人となり、みつばち百花プロジェクトを展開している。

(取材:萩谷)