SOHO社長の体験記

起業以来最大の危機をチャンスに変えたい 

みつばち百花と風土倶楽部がコラボしたマーケット。
 

- これから風土倶楽部としてやってみたいことは?


朝田
国内の農産物を扱い、食の安全と安心を大事にしてきた事業者はどこも苦しんでいると思いますが、風土倶楽部も東北のリンゴを原材料にしてきたことから、原発事故によって最大の危機に直面しています。 でも、ただ放射能に怯えて暮らすのはいやですから、自分に何ができるのか、どうやってこのピンチをチャンスに変えるか、じっくり考えているところです。リスク分散の必要を痛感しています。 これまでは、リンゴの選定枝などを燃やして、製造のエネルギーにしてきましたが、今後は、直接太陽光で乾燥させるというのではなくても、太陽光由来のエネルギーで加工するとか、その土地に合った低炭素のエネルギーで生産できないだろうかと模索中です。

- 一方ではみんながいやおうなくこれまでの暮らし方や、エネルギー、食の問題を考えざるを得ませんから、そのへんに突破口があるのかも。


朝田
私は「みつばち百花」というNPO法人もやっているのですが、そちらでは「蜜源ガーデン」といって、みんなでミツバチが蜜を採るための花畑創りを国立でやっています。収益が上がるようになるかどうかわからないですが、とにかくみんなで種を採って蒔いて、花を咲かせるのが単純に楽しい。そういうコーポラティブな生き方、協働で何かプラスの方向に行くことをやってみたいのです。





プロフィール

朝田くに子さん 
[ 株式会社風土倶楽部 代表取締役 ]

NPOローカル・ジャンクション21の活動から生まれた株式会社風土倶楽部の代表取締役として、日本の食と農をテーマにスモール&スロービジネスを推進中。2005年から運営してきた東京はちみつクラブは、みつばち百花に名称を変更。NPO法人となり、みつばち百花プロジェクトを展開している。

(取材:萩谷)