SOHO社長の体験記

IT系のSOHOをネットワークする 

従来の会社組織でできなかったことを、SOHOとして、またSOHOの組織体として模索しています。
 

- SOHOパイロットオフィスが開設された1998年頃は、IT業界も今とは違う状況にありましたよね?


羽田野
そうですね、まずはIBMとか富士通とかNECなどの大手があって、ハードウェア技術もコンピュータ言語も系列ごとに別だった時代がありました。90年代からインターネットの普及にともなって、Unixなどの共通OSの言語を使うようになり、90年代末はだいぶ技術交流が進んできたところでした。

- 98年といえば、地域や家庭にもパソコンがかなり普及していましたよね。


羽田野
はい。地域でのITネットワークが必要とされるようになってきて、2005年頃に状況が大きく変化するのを感じました。それもあって、三鷹ICT事業者協会を立ち上げたのです。組織化したのは、商工会にIT部会がなかったという事情も背景にありました。

- なるほど、IT業界と地域社会をつなぐ器がなかったのですね。


羽田野
技術の発展と、地域のネットワークが結びついていく過程で生じる不足です。とはいえ三鷹ではSOHO支援も進められ、私自身もSOHOパイロットオフィスに係わるうちに、2006年に産業プラザの一室を借りて完全に本拠を三鷹に移しました。

- 羽田野さんは、三鷹のSOHOとともに発展してきたという感じですね。


羽田野
そうですね。自分が必要なネットワークをつくることが、地域に必要なネットワークにもなり、互いに相乗効果を生み出してこられたと思います。まさに共存共栄ですね。それが可能となったのは、やはり自治体や地元の信用金庫も同じ方向性で協力してくれているからだと思います。





プロフィール

羽田野二稔さん 
[ 株式会社キズナ・ば 代表取締役 ]

羽田野二稔さん システムエンジニアとして株式会社内田洋行に勤務後、95年に独立、多摩市で『アプリケーションプラス』創業。98年に三鷹SOHOパイロットオフィスに三鷹支店を構え、2006年に三鷹産業プラザに本社事業所を移設。2007年から三鷹産業プラザアネックスの運営を担当。2011年6月に『株式会社キズナ・ば』に社名変更。

(取材・安田)