SOHO社長の体験記

技術情報を満載したホームページで新規のお客さまを獲得 

三鷹産業プラザの事務所でパソコンデスクに向かう永田さん。
 

- 独立に当たって、もっとも重視したことは?


永田
営業力です。京都の会社のときは、周りも技術者ばかりで、営業の人が何をやっているかわからなかっのですが、会社を経営するには営業力がないとすぐ回らなくなります。お金が入ってきませんから(笑)。営業やお客さまとの対応をどうやるのか、目白の会社で学ぶことができたのが大きかったと思います。

- 独立されてからはどういうふうに営業をしたのですか。特殊なレンズですから、日用品を売るのとは違いますよね。


永田
飛び込み営業には意味がないので、最初は人の紹介が主でした。ただ恩のある目白の会社のお客さまをとってはいけないと肝に銘じていました。目白のお客さまでなくて、口コミで広がる範囲となると非常に厳しくて、最初の1年は新規のお客さまが獲得できずに苦しみました。

- 突破口となったのは、なんですか?


永田
SOHOパイロットオフィスに入居後、羽田野さん*にレンズ屋のホームページを作ってもらったのです。もうぜんぜん違いました。どんどんメールや電話の問い合わせが来て、お客さんが増えていきました。 羽田野さんの勧めで、レンズの技術情報をたくさん入れて、役に立つコンテンツ作りに力を入れたことがよかった。企業の技術者でレンズは外注したいというお客さまが、検索エンジン経由で見に来てくれたのです。私にとっては最高のツールでした。



*
羽田野さん:羽田野二稔さん 現・株式会社キズナ・ば 代表取締役。当時は有限会社ラクーン多摩を経営しながら、SOHOの相談に乗るコーディネータをつとめていた。

 





プロフィール

永田信一さん 
[ 株式会社レンズ屋 代表取締役社長 ]

永田信一さん 天文が好きだったことからレンズ設計の道に進む。名古屋大学理学部物理学科卒業後、大日本スクリーン(京都)に入社する。ここでレンズ設計の腕を磨き、独立を前提に東京の目白プロビジョンに転職。1997年に三鷹の自宅で起業した後、1998年にSOHOパイロットオフィスに入居。現在は、三鷹産業プラザに事務所を構える。

(取材:萩谷)