SOHO社長の体験記

とにかく営業力が大事 複数の固定客確保を目指せ 

本棚には光学関係の書籍がいっぱい。洋書もずらりと並んでいます。
 

- 技術が好きで、それをもとに起業しようと考えている方へのアドバイスをお願いします。


永田
すでに技術力はあるはずですから、営業力を身につけることです。独立すると新規のお客さんを獲得しなければならず、これが一番難しい。
私のころはまだホームページが少なかったために目立ちましたが、今は同業他社も皆持っています。そんななかで、潜在的なお客さまに会社名をいかに知っていただくか、最初の数年が勝負でしょう。 また依存度が一社に偏ると危ういので、固定のお客さまが複数つくように営業していく必要があります。
レンズ屋は幸い知名度を得て、10社くらい定期的にお仕事をいたくお客さまがあり、年間で均すとちょうどいいペースで回ります。そこまでいけば、だいぶ楽になります。
ただし、継続した取引をいただけるかは、偶然や相性による部分も大きいです。わが社も一回だけのご依頼で終わったお客さまはたくさんあります。その中から一握りのお客さまが固定客として残っていく感じです。

- そこがビジネスの難しいところであり、面白いところですね。


永田
とにかく営業をがんばること。真摯にお客さまと向き合い、仕事は早く、お客さまに喜んでいただけるようにする。その積み重ねが一番大事です。
私も設計を手がけている以上、これからも技術的に優れたものを生み出していきたいと考えています。

<了>
 




プロフィール

永田信一さん 
[ 株式会社レンズ屋 代表取締役社長 ]

永田信一さん 天文が好きだったことからレンズ設計の道に進む。名古屋大学理学部物理学科卒業後、大日本スクリーン(京都)に入社する。ここでレンズ設計の腕を磨き、独立を前提に東京の目白プロビジョンに転職。1997年に三鷹の自宅で起業した後、1998年にSOHOパイロットオフィスに入居。現在は、三鷹産業プラザに事務所を構える。

(取材:萩谷)