SOHO社長の体験記

長年勤めていた会社が倒産の危機に 

オフィスにて。左側は開発用の機器が置かれたデスク。
 

- まず起業のきっかけからお伺いします。


山名
私は長年コンピュータソフトの会社に勤めていました。ところが、そこが倒産してしまったのです。計測や制御などハードに近い部分のソフトウェア開発や組み込みソフトの開発を行っている会社だったのですが、20数年勤めたころにおかしくなってきてしまって…。いまさら他の会社に勤めるのもどうかなあ、と思っていたところ、幸い一緒にやろうといってくれる人もいたので起業しました。

- そのとき山名さんはお幾つだったのですか?


山名
50を過ぎていました。50か51くらいだったと思います。どうせ起業するのなら歳を取ってからはたいへんだろうから、若いうちがいいだろうと。若いといってもそのくらいの歳になってしまうと、我々のようなソフトウェア業界では再就職はなかなかたいへんなのです。

- 確かにICT系は他の業界に比べて若い人が多いですし、年齢が高くなると転職が厳しくなるとは聞いています。


山名
ですからうちみたいに年齢層の高いソフト会社は珍しいんですよ(笑)。社員は長年経験を積んできた人が主なので。 まあ、うちはICT系といっても、インターネットなどの一般ユーザー向けのものではなく、機械にくっつけて計測をして、そのデータを処理するソフトが主なので、ちょっと特殊ではありますが。

 
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プロフィール

山名順さん 
[ 有限会社シーキューブシステムズ 代表取締役社長 ]

山名順さん 東京農工大学大学院工学研究科修了後、ソフト開発会社に25年間勤務。システムエンジニアとして主に制御・計測系のシステムの開発に従事。最後は取締役として経営にも参画。平成13年(2001年)5月に退職。同年9月に仲間7人と出資し、有限会社シーキューブシステムズを設立。現在に至る。

(取材:萩谷)