SOHO社長の体験記

「事業計画」は、言葉と数字で練り上げよう! 

 

- 今回は、「事業計画」の重要性についてまとめてお伝えしたいとのことで、特別企画としての掲載です。


河瀬
1年目、2年目、3年目と「事業計画書」を一年単位で数字で考えることこそ社長の仕事ですが、計画書を作成している人が案外少ないことが分かったからです。もちろん、計画通りに進むことはまずありませんが、1年経ってあらためて書き直せばよいのです。

- 途中で直さないほうがいいのですか?


河瀬
はい、「これでいける」という判断なら、1年間は修正をかけないほうがいい。そして毎月毎月、実績を書き記していく。1年間、計画と現実の差を読み、次の年からその差を克服していけばよいのです。

- とはいえ、数字で計画を考えるのはハードルが高いです。


河瀬
準備段階で1度テストマーケティングをやってみると、数字で把握する感覚がつかめます。そのうえで、本番で「エイヤっ!」と試みる。だけど、やってみるとたいてい現実は違うんですが(笑)。

- 「事業計画」を数字にするコツはありますか?


河瀬
まずは綿密に書かなくていいです。直感的、部分的にとりあえず書いてみる。実際には全面的にひっくり返ってしまうこともありますが、ともかく足がかりとする数字をつくるのです。

- ともかく数字にしなくちゃいけないんですね。


河瀬
そうです。具体的に数字にしなければ、実現することもありません。つまり、数字で考えることができて、はじめて経営者になれるということです。仮に、受注仕事だけで生活が成り立ったとしても、単価が低いままで成長はできませんからね。

- 数値目標の設定について、何か助言はありますか?


河瀬
利益、経費、原価、売上と、一つひとつが実感のあるものにすること。それにはまず自分の利益を決めて、目標売上へと逆算していくのです。 実行したら、数値をチェックし、アクションに活かして次年度の計画に反映させる。そのサイクルで考え、行うことが大切です。

 
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プロフィール

「出版記念インタビュー Ⅱ」 河瀬謙一さん 
[ SOHO CITY みたかフォーラム理事長 ]

河瀬謙一さん 印刷会社などの会社員生活を経て1990年に独立。SOHO CITY みたかフォーラム理事長、地域SNSポキネット運営委員会会長、みたか身の丈起業塾副塾長、アナログ・デジタルコンテンツ制作会社(有)ビッツ&カンパニー代表取締役。 1997年から『SOHO CITY みたか構想』に基づいたSOHO集積に関わり、コーディネイター役を続けている。

(取材・安田知代)