SOHO社長の体験記

困難だとわかった主婦の再就職 

お客さまにカウンセリングをする芳賀さん
 

- プロフィールによると、ご結婚前は商社でファイリングを担当されていたのですね。


芳賀
その頃は、事務職の仕事の一端で「ファイリング・スキルが学べてよかったわ」という程度でしたが、ファイリングは好きで得意でした。家庭に入ってすっかり忘れていたのですが、いざ起業という段階でスキルの洗い出しを始めたとき、「これもブラッシュアップして使えるわ!」と(笑)、ぬか床のように、時間とともに熟成された感じです。

振り返れば、ひとつひとつの体験がいまのビジネスに結びついています。仕事を始めてみると、寄り道、回り道も無駄ではないのだなと思いますね。

- 起業を志したきっかけは?


芳賀
おそらく多くの皆さんと同じです。子育てが一段落して、お稽古事やカルチャーセンターでは物足りない。また社会と関わりたいと感じるようになりました。いつも主人の目を通して外の世界を見ていたのを、自分の目で見たいと思って、働き口やパートを探しました。

ところが18年間の主婦生活はまったく評価されず、玉砕です。「じゃあ、どうしようか」ということだったのです。

- 女性の場合、家庭に入ってブランクができると正社員への再就職は厳しいです。


芳賀
専門職や特殊技能の持ち主ならともかく、一般事務を経て家庭に入り、また一般事務の再就職を探しても無理だということが、実際に就職活動をしてみてわかりました。

 
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プロフィール

芳賀裕子さん 
[ Studio HAGA代表 ]

芳賀裕子さん 家庭生活学科卒。三井物産・貿易実務部門でシステム・ファイリングスキルを取得。ご夫君の転勤に伴いインドネシア・ジャカルタ、インド・ムンバイ、ニューデリーに通算10年在住。 13回引っ越し、国内外10軒のさまざまな広さ(46㎡~250㎡)の住宅に暮らした経験と収納技術を元に起業。現在に至る。

(取材:萩谷)