SOHO社長の体験記

既成概念にとらわれず 状況をよく見て対応する  

ご自分のデスクで。仕事以外の趣味の本にもすぐ手が届く。

かつての子供部屋が、お金をかけずに快適なオフィスに変身。

 

- 起業に当たって、気をつけたことはどのようなことですか。 


中川原
  そんなにきちんとした絵は描いておらず、気楽に始めました。やってみて初めて
わかることは多いですから。ただ、スタート時にお金はかけていません。最初はサーバを
立てようと思ったのですが、手間が大変なのであきらめました。また製造業と違って仕入
れの必要もないわけだし、お客様の方が気にしないのであればいいと思って、結局法人化
せずに個人事業主のままです。何か言われたらそのとき考えようと思っていたのですが、
意外にもお話をいただいた大手さんでも個人事業主だから発注しないということはありま
せんでした。  
起業当時は、すでにホームページ制作会社がたくさんあったので、周囲からは「今さら?」
と言われたのですが、その頃はデザイナーがデザイン感覚を生かして作っているものが多
くて、タグの意味づけをして検索でヒットするようにする部分は弱かったのです。ちょう
ど検索で上位にヒットすることの重要性が言われ始めた、いわゆる過渡期に起業できたの
はよかったと思います。
ネット環境の変化によって、ホームページに何が必要かは変わってきますので、それにき
ちんと乗って対応していくことはとても大事です。また起業当初は実績を見せられないの
で、提案書で「こんなページになりますよ」と、できあがりのデザインまで見せるようにし
ました。大変でしたが、それで信頼していただけたのだと思います。





プロフィール

中川原一彦さん 
[ smallwave(スモールウェーブ)代表 ]

九州大学工学部通信工学科卒業。1971年ティアック株式会社入社。コンピュータ用磁気テープ装置、光ドライブ装置、およびその制御装置の開発に従事。専門はロジック設計、サーボ技術、制御用プログラム開発、開発プロジェクト推進業務等。2002年ティアック株式会社退社。smallwaveを設立し、現在に至る。

(取材:萩谷)