SOHO社長の体験記

人は人、自分の個性や能力を見極めて経営を 

P1010014.jpg
ICT事業者協会総会にて。
 

- これから起業を志す人へのアドバイスをお願いします。


古川
 私自身は、友人にずるずるとビジネスの世界に引きずり込まれて現在に至るというのが
正直なところです。今まで一度も自分で起業したいとか、社長になりたいとか思ったことはありません。成り行きで経営側の人間になってしまったから、仕方なく責任を果たしているだけです。どちらかと言うと自分的には経営よりも、こつこつモノづくりをしたかったのですが、許されなかった。「起業したい」と思っている方からお叱りを受けそうですね(笑)
最近、缶コーヒーのCMで「お父さんはゴールネットを揺らさない、ホームランを打たない。でも仕事にはパスを出す人もバントを打つ人も必要だ」というのを見て、全くその通りだなぁと思いました。
「スティーブ・ジョブズみたいになりたい」「松下幸之助みたいになりたい」と目標にする
人を持つことは決して悪くないし、よいところはどんどん真似ていいと思います。ただ、ジョブズのすべてをまねる必要はありませんよね。その人とジョブズは別の個性を持った人間ですし、置かれている状況も違います。それに、誰もがホームランバッターである必要はなく、確実にここぞという時にバントを決められるバッターであってもよいのです。自分の個性や能力の限界をしっかり見つめて、自分の経営スタイルを築くことが大事だと思います。

 





プロフィール

古川あづささん 
[ 株式会社日本情報技研 代表取締役 ]


埼玉大学教育学部卒。いざ大学を卒業というときに、パソコン通信仲間が作った会社に誘われる。その後、法人化にあたって代表を役員3人のくじ引きで決めた際に、見事引き当ててしまったことから現職。猫好きとしても知られ、三鷹の自宅オフィスで猫三昧の日々を送っている。

(取材:萩谷)