SOHO社長の体験記

これまの経験や方法論を整理し 次の展開へつなげていく 

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オーロラシーズンの常時生中継を支える機器
 

- 古賀さんご自身は、この次の展開をどのように考えていますか?


古賀
  普通オーロラの関係というと、カメラマンがオーロラの写真を撮るとか、研究者が人工
衛星のとったデータを解析して研究するというイメージですよね。でもLive!オーロラは非常
に多岐にわたっています。研究者にとって人工衛星に当たる観測所を作り、動画を撮影し、さ
らにそれを日本に届けるために中継所を作り、配信システムを作り、実際にそれを自宅でも見
ることができるサービスを作る。その全部を自分でやってきたわけです。それがよかったので
す。たぶんどこか他の人に任せようとしたら進まなかったと思います。幸い僕は、「今やらな
きゃだめだ!」というタイミングをつかむのがうまくて、やっているうちにかなりいろいろな
ものが見えてきました。
そこからすごい経験を得られたのですが、あまりに多岐にわたりすぎているので、一度力点を
絞って、それから次の展開をしたいと考えています。オーロラという非常にニッチな分野をこ
こまでの事業にした経験は、必ず他でも活かせますから、それを元に他の商品もプロデュース
したいです。
もう一つはLive!オーロラを半永久的に成長させて、ファンの皆さんに届けていくことです。
当初の目的としていたことは2011年までにすべて果たしたので、今はさらなる成長フェーズ
に入っているところです。





プロフィール

古賀祐三さん 
[ (有)遊造 代表取締役・エンジニア ]

日本大学大学院理工学研究科で機械工学(スポーツ工学)専攻。東芝の画像処理研究開発部門でエンジニアとしての経験を積み独立。(独)情報通信研究機構の誘いで宇宙天気情報センター、オーロラライブを企画開発。さらに観測所・通信網の構築や中継システムを開発して「Live!オーロラ」を立ち上げ、現在に至る。科学ジャーナリスト賞2008(最年少)、2011年文部科学大臣表彰・科学技術賞。

(取材:萩谷)