SOHO社長の体験記

助成金を出す側の考えや事情を踏まえ “受ける”側の企業をコンサルティング 

(自転車通勤)
プラザAには自転車通勤。
 

- 具体的にはどのようなコンサルティングを行っているのですか?


淡河
 申請だけではなく、実際に助成が決定してからのお金の使い方や伝票処理を含めてトータルなコンサルティングをします。助成金を受けるには根拠のある不整合のない伝票が必要ですが、助成金に慣れていない企業が陥りやすい手違いがいくつかあるのです。たとえば、まとまった数になると割安になる場合、まとめて仕入れるのがふつうですが、助成金の伝票はそのような場合無効になってしまいます。最初からコンサルに入って、助成金用に業務フローを書き伝票も別にし、決済手順も決めて社内説明会をすると、あとから仕入れ先や外注先と伝票の件でもめたりすることなくスムーズに業務が回っていきます。
 助成金のマニュアルをよく読むと、その助成金の狙いとするところがわかります。政府の側はそのお金を使って役立ててもらいたいのですが、使い道がきちんと理由づけされないと困るのです。そのあたりの機微は、企業活動の機微とはまた違うので、企業側にはわかりにくいのですね。

- それがわかるのが淡河さんの強みなのですね。


淡河
 私は字がみっちり詰まった文書を読むのが好きです(笑)。私自身もいろいろ調査して企画書を書くことが多かったし、「こことここは互いに関連しているな」とか「全体の流れの中で、こういうことをしようとしているのだな」と、その文言の裏にある意図が見えるのです。





プロフィール

淡河 敏さん 
[ 株式会社アライブビジネス 代表取締役 ]

国際デジタル通信株式会社(IDC)、のちのケーブル・アンド・ワイアレスIDCに勤務。ケーブル・アンド・ワイアレスIDCがソフトバングに買収されたのを機に退職。2006年に三鷹市内の「SOHOプラザA」*にて株式会社アライブビジネスを創業し、現在に至る。公的資金活用コンサルティングをメイン業務に、事業継承M&Aも手がけている。一般社団法人 経営革新協会理事。NPO法人シニアSOHO普及サロン・三鷹理事

(取材:萩谷)