SOHO社長の体験記

専門を狭く捉えずに 誘いには乗り、動きながら考える 

川越の古い建物を活かしてデザインしたショップ・大和屋(2008年)
 

- 人の縁にも恵まれましたね。


松本
  ぼくは自分の強固な意志で動くというより、人に誘われたことにのっかっていると、自然に良い感じの方向に行けてしまうのです。どんな話が持ち込まれても「店舗デザイナーだから、それは専門外なのでやりません」とは言わずに一応お話を聞くことにしています。なんだか危なそうだったり、本当に自分には向かないと思ったら手を引けばいい。Webサイトも作ったりしますよ。とにかく景気が悪くなると、店舗やインテリアの仕事は最初になくなってしまいますから。
   だから友達にも言っているんですよ。「人に誘われたら、断ったりしないほうがいいよ」と。そこからどんな展開があるかわかりません。

- なるほど。「この人にはこれも出来るんじゃないかないか」という外からの評価は意外に的を射ていたりします。


松本
  まずは会って、動いてみることだと思います。最初専門外なんだけどと思っていた事から自分のフィールドの仕事に話が変わってきたり、そこからの繋がりから大きな仕事に発展したりすることが良くあります。先入観をもたないでまず会って話を聞くようにしています。





プロフィール

松本英明さん 
[ 有限会社East&West代表取締役 ]

東京造形大学・家具コースを卒業後、イノウエインダストリィズに入社。イデー、伊東豊雄、長谷川逸子らの家具の製作を担当する。1990年にアジア、ヨーロッパを遊学。1992年EAST&WESTを設立し、フリーランスの店舗・家具デザイナーとして独立。1998年~2001年イタリアミラノサローネに家具出品。2001年EAST&WESTを法人化し現在に至る。

(取材:萩谷)