SOHO社長の体験記

顧客満足度を常に意識しながら 事業のレベルアップを心がける 

「いきいきプラス」の活動内容(パンフレットより)

- 久保さんがお仕事をされる上で、心がけていらっしゃることを教えてください。


久保
  NPO法人はボランティアではなく、一般の企業と同じく“契約”で動いています。ですから、契約の相手先の満足度を落とさず、むしろ上げていくよう心がけています。私たちの事業は継続契約をいただくことが多いのですが、長期のおつき合いになっても甘えることなく、提供する成果物の質を決して下げない事が大切です。
  また参加している側の満足度も大事です。シニアSOHOのなかでその事業に携わっている人たちの意識もスキルも上がるように気を配ります。現在10以上のプロジェクトが動いていますが、毎年改めて仕事のレベルを意識させるようにしています。

- 安定に甘えてはいけないのですね。


久保
  もう一つ、プロジェクトが継続していくと、ノウハウが蓄積するかわりに、どうしても組織の内部が縦割りになりやすいのです。そこで、進行中のプロジェクト同士の共通点を探し、二つを結び合わせて新しいものが作れないかを考えます。点で動いているプロジェクトを線で結んでいくと、プロジェクトごとのレベルが上がるし、次の仕事が作りやすくなります。点と点を結んだ線が、やがてしっかりした面に変わる。それがシニアSOHOの強みになっていくと思います。
  仕事の基本は、自分たちができることで相手に喜んでいただくことです。自分たちだけよい思いをしたいと思っても、絶対うまく行きません。相手を尊敬し、尊重することですね。





プロフィール

久保律子さん 
[ 特定非営利活動法人 シニアSOHO普及サロン・三鷹
 代表理事 ]

日本語教師として20年以上の経験を持つ。特定非営利活動法人シニアSOHO普及サロン・三鷹に入会後、複数のステークホルダーが関与するプロジェクトを運営。2004年に副代表兼事務局長、2005年に代表理事就任。併行して中国での仕事で更に経験を積み、帰国後は、企業と連携して団地の再生や、高齢者が地域で元気に過ごす仕組みづくりを行うなど、新しい事業つくりに挑む。「身の丈起業塾」講師や、コワーキングスペース・ミタカフェのコーディネーターもつとめる。

(取材:萩谷)