SOHO社長の体験記

地域での高齢者の生き甲斐作りに 当事者の立場から関わっていく 

「いきいきプラス」会員交流会のようす 

- 久保さんがこれからやってみたいことはなんですか?


久保
  現在、会員は約140人で、平均年齢は65〜66歳くらいですが、創立当初からのメンバーはすでに70歳を超えてきています。これまでシニアSOHOは介護福祉系のプロジェクトは手がけていなかったのですが、今後は会員も高齢化が進むでしょうから、自分たちが地域の中で「こういうサービスがほしい」と望むことを事業にしていけたらと思っています。自分たちのニーズが地域のニーズに直結するわけです。
 急速な高齢化が進む今、地域の中で高齢者の孤立を防ぎ、活動の場を作っていかなければという社会的な要請が生まれています。たとえば地域の中心に農園があって、高齢者のディケア施設、保育園や学童保育、コミュニティ食堂やカフェが併設されているとすればどうでしょう。高齢になっても自分の体調に合わせて農園や食堂などで働いたり、子どもたちを見守り遊び相手になることができます。地域の中で必要とされつつ、自分の居場所ができるのです。
 ディケア施設と保育園が合体していれば、小さな子どもたちとふれあってお年寄りも元気になります。コミュニティ食堂やカフェは、働きながら子育てする世代にとって心強いサポーターとなるでしょう。今後、シニアSOHOとして仕掛けていきたいことがたくさんあります。

 





プロフィール

久保律子さん 
[ 特定非営利活動法人 シニアSOHO普及サロン・三鷹
 代表理事 ]

日本語教師として20年以上の経験を持つ。特定非営利活動法人シニアSOHO普及サロン・三鷹に入会後、複数のステークホルダーが関与するプロジェクトを運営。2004年に副代表兼事務局長、2005年に代表理事就任。併行して中国での仕事で更に経験を積み、帰国後は、企業と連携して団地の再生や、高齢者が地域で元気に過ごす仕組みづくりを行うなど、新しい事業つくりに挑む。「身の丈起業塾」講師や、コワーキングスペース・ミタカフェのコーディネーターもつとめる。

(取材:萩谷)