SOHO社長の体験記

吉祥寺の街に教室を開き 一年半後には広い場所に移転 

工房内にはさまざまな糸が並んでいる
 

- 最初は吉祥寺のマンションの一室だったとか。


  吉祥寺はセンスよくしかも一般に受け入れられている「こだわりのお店」が多い。ブランドに流されず自分の価値観を持つ人が多く訪れるということでしょう。またユザワヤやコットンフィールドなど、手芸用品や生地を扱うお店がたくさんあるので、ものづくりの価値観を持っている人が吉祥寺近辺にはいるのではないか、手織り教室も根づきやすいのではないかと考えました。

    起業の時は固定費を低く抑えるようにとベンチャーカレッジでも教わったので、マンションの一室からスタートしました。

- ビジネスの組立としてはどういうふうにしていますか。


  手織教室がメインで、糸と織り機の販売もしています。糸は「残糸」といって紡績会社が余らせた糸を小さな巻きにしています。3〜4カ月もあれば生徒さんは一人で織れるようになるので、織りかけの布はそれぞれ箱の中に入れて帰り、好きなときにここに来て好きなペースで織ります。
  こういうやり方ですので、最初に借りたマンションはすぐ手狭になり、1年半で出てしまいました。さっそくビジネスプランとずれてしまいましたが、いつでも来て織れることが大事ですし、たくさんの人に知ってもらうためにも広い場所に移りたかった。今の場所は住宅地の一角で奥まっていますが、生徒さんには足を運んでもられるし、その分家賃をおさえることができています。





プロフィール

城達也さん 
[ 手織工房Jota(じょうた)主宰 ]

子どもの頃から、祖母の城みさをさんが始めた「さをり織り」が身近にある生活を送り、「いつかは自分もやってみたい」と考えるように。大学卒業後は大手食品メーカーに入社し、コンビニエンスストア担当の営業職となる。退職し叔父の主宰するさをり織り教室のスタッフとして経験を積んだ後、吉祥寺に「手織工房Jota」を開設。さをり織りの教室と、織りに使う糸や織り機の販売を行う。現在、吉祥寺工房と自由が丘工房の2教室を展開している。

(取材:萩谷)