SOHO社長の体験記

小さくても社会貢献するための 企業理念を最初に決めた 

企業理念はいつでも見られるよう、冊子にして手元に置いてある。
 

- 現在は吉祥寺だけでなく、自由が丘にも工房を持たれています。


  自由が丘の工房は、できてからまだ一年ちょっとです。生徒さんは吉祥寺で約60人、自由が丘が15人くらいです。

- 城さんが起業にあたって、最も大切にされたことは何ですか?


  まず立ち上げるときに企業理念をつくり、誰でも見られるようにしようと考えました。それが「1.人を大切にする 2.さをり織りのおもしろさを伝える 3.感力のおもしろさを伝えて、そして文化の向上と非差別社会の構築に貢献する 4.人を育てる 5.本質をみる、そして行動する」の5つの項目です。工房をやっていると、本当にいろいろなことがありますが、その都度この企業理念に立ち戻って考えるようにしています。
  それから工房の物件を探すときには、雰囲気をなにより大事にしました。単純に、自分がそこで織って心地よいか、自分が織りたくなる場所かどうかを一番の基準に選んでいます。
  工房の空間作りのイメージも「ヨーロッパの美大生が絵を描きにくる、みんなが集うアトリエ」をテーマにしており、それにそぐわないものはおかないようにしています。工房にアジアン雑貨はおかないし、カントリー調になりすぎてもへんに可愛くなってしまうので、それも避けています。そして糸に関係のない、シックな雑貨をおいて空間を引き締めています。





プロフィール

城達也さん 
[ 手織工房Jota(じょうた)主宰 ]

子どもの頃から、祖母の城みさをさんが始めた「さをり織り」が身近にある生活を送り、「いつかは自分もやってみたい」と考えるように。大学卒業後は大手食品メーカーに入社し、コンビニエンスストア担当の営業職となる。退職し叔父の主宰するさをり織り教室のスタッフとして経験を積んだ後、吉祥寺に「手織工房Jota」を開設。さをり織りの教室と、織りに使う糸や織り機の販売を行う。現在、吉祥寺工房と自由が丘工房の2教室を展開している。

(取材:萩谷)