SOHO社長の体験記

一人のときのたいへんさと 人を雇ったときのたいへんさ 

吉祥寺教室のコンセプトを考えるときに思いついたことを手書きでまとめたメモ。
 

- これまで順調に事業が展開してきたようにお見受けしますが、たいへんだったことはありますか?


  吉祥寺で工房を移転したときに、新しい工房の床を自分で貼ったので、それがとてもたいへんでした。ここは大家さんが美容院にしようかと考えていた物件で、たまたま空いていたのです。吉祥寺のマンションで教室を終えたあとにこちらに移動して、夜中の3時まで床を貼って、また次の日の教室をやっていました。自分でもよく倒れなかったと思います。
   でも、その時はまだスタッフを雇っておらず一人だったので、そういうことが全部自分のさじ加減でできました。そういう意味では一人の時は気楽ではありましたね。全部がきちんと回ってさえいれば、がんばるタイミングも、さぼるタイミングも自由ですから。人を雇うとそういうわけにはいきません。

- 工房の規模が拡大すると、お一人では回せなくなりますよね。


  一人でやると効率が悪いのは間違いありません。全部自分でやらないといけないし、結局工房に関する全部が気になりますから、とても体力が持たないです。
  でも、人を雇ったあとに、どうやって人を育てていけばいいのかは悩むところです。どうすれば、自分の考えていることや、大切にしている雰囲気についてスタッフにきちんと伝わるのか、いつも考えています。今一番たいへんなのはそこかもしれません。





プロフィール

城達也さん 
[ 手織工房Jota(じょうた)主宰 ]

子どもの頃から、祖母の城みさをさんが始めた「さをり織り」が身近にある生活を送り、「いつかは自分もやってみたい」と考えるように。大学卒業後は大手食品メーカーに入社し、コンビニエンスストア担当の営業職となる。退職し叔父の主宰するさをり織り教室のスタッフとして経験を積んだ後、吉祥寺に「手織工房Jota」を開設。さをり織りの教室と、織りに使う糸や織り機の販売を行う。現在、吉祥寺工房と自由が丘工房の2教室を展開している。

(取材:萩谷)