SOHO社長の体験記

きちんと休みをとることが 仕事の楽しさと発展性を守る 

日頃から心に留まった言葉や写真等を集め、アイディアノートを作っている。
 

- 最後に、これから起業を目指されている方にアドバイスをお願いします。


  ぼくが一番大事だと思うのは、「最初からきちんと休みの日をつくること」です。特に、最初はぼくのようにまず一人でスタートする人が多いでしょうから、週に最低1日は「何が何でも絶対に休める日」をつくらないともたないです。

- 定休日ではダメなのですか。


  定休日を週1日にすると、店を閉めていないとできない作業でつぶれてしまい、結局休みがない状態になってしまいます。ですから、何が何でも休むと決めてしまう。そして、休める環境や仕事のペースをそれに合わせてつくる必要があります。
   必ず休める日があれば、それが余裕になります。余裕がなくなると、仕事が楽しくなくなってしまうし、目の前のことに追われて、新しいアイディアが浮かばなくなってしまいます。それでは何のために起業したのかわかりませんよね。
   ぼくも吉祥寺で工房を移転するときにはすっと休みなく仕事をしていたので、移転後には1カ月休んで2週間ブータンに行きました。そこで初めてのんびりとして、いろいろ考えることができましたし、「これをやってみたらどうだろう」と新しいアイディアが浮かぶようになりました。良い仕事を楽しみながら長く続けて行くために、休みは大切にしてほしいと思います。

<了>
 




プロフィール

城達也さん 
[ 手織工房Jota(じょうた)主宰 ]

子どもの頃から、祖母の城みさをさんが始めた「さをり織り」が身近にある生活を送り、「いつかは自分もやってみたい」と考えるように。大学卒業後は大手食品メーカーに入社し、コンビニエンスストア担当の営業職となる。退職し叔父の主宰するさをり織り教室のスタッフとして経験を積んだ後、吉祥寺に「手織工房Jota」を開設。さをり織りの教室と、織りに使う糸や織り機の販売を行う。現在、吉祥寺工房と自由が丘工房の2教室を展開している。

(取材:萩谷)