SOHO社長の体験記

他社との差別化で、価格競争に陥るのを避ける 

リリース予定の新サービス、格安の動画配信システム。
 

- 今のお話にも関連するのではないかと思いますが、仕事をする上で野島さんがもっとも大切にされていることは何ですか?


野島
  他社が簡単にできることには、なるだけ手を出さないことです。繰り返しになってしまいますが、みんながわっと殺到するような分野はすぐ低価格競争になり、ビジネスとして成立しなくなります。ですから、みんなとはちょっと違うところをやるようにしています。例えばアプリなら、メーカー発注で高い技術レベルや完成度を求められる携帯のビルトインアプリの開発等をやってきました。そして必ず、得意な映像や画像をどこかに絡めてゆきます。そうすれば、それが他社との差別化になって単価を下げずにやっていけます。それに実際問題として、我が社にとって実績のある映像分野のほうが仕事をとりやすいですしね。

- これからはどんなことをやってみたいと考えていますか?


野島
  動画配信に関していえば、ストリーミングは価格が高いし、YouTubeにアップすれば無料ではあるけれど、「あの広告が鬱陶しい」というのがユーザーの本音ではないかと思います。そこで、もっと格安の映像配信サーピスができないかなと考えています。価格設定や、どう付加価値をつけていくのかについては、まだこれからですが。





プロフィール

野島晋二さん 
[ 株式会社24Stream 代表取締役社長 ]

大学院を卒業後、松下電器産業(現・パナソニック)に就職。企業内研究所で映像システムの研究に従事する。米企業と日本企業のジョイントベンチャーとして立ち上げられたケーブルインターネットプロバイダ会社に転職し経験を積む。SOHOベンチャーカレッジに通って準備し、2006年に仲間と二人で24Streamを設立。インターネットの映像サービスを軸に、コンテンツビジネスを技術・システム・運用面でサポートしている。

(取材:萩谷)