SOHO社長の体験記

ガイドブックの編集をきっかけに 子育てWebサイトを作る仕事へ 

目黒区子育てガイド本「めぐろ子育てホッ!とブック」
 

- それから、まちづくり三鷹で子育て関係の事業に関わることになったのですか?


山田 「出版社にいたのなら編集ができるでしょ」ということで、目黒区の子育てガイドブック「めぐろ子育てホッ!とブック」の制作を担当することになりました。それをやり通したことが、子育ての仕事に積極的に関わるきっかけになりました。
  子育て関連の制度は年度によって変わったりするので、印刷物は毎年刷り直さなければならないことも少なくありません。情報発信のしかたを、印刷物からWebの子育てサイトへと移し始める自治体が出てきた時期でした。紙媒体に載せていた情報をそのままWebサイトに載せても面白味がないし、もっとユーザー目線でわかりやすい情報を提供することができないか、と色々工夫を始めました。

- ワークショップの手法というのは、そこで用いられたのでしょうか。


山田 そうです。他の自治体から「子育てサイトを作ってください」という依頼が寄せられるようになり、子育て中のお母さんを公募で集めて、講習会を開催し、ワークショップ形式で取材や編集、サイトの更新のしかたなど、さまざまなノウハウを伝え、バックアップをしながら、協働でWebサイトのコンテンツを作っていくようにしました。そうしたことで、行政サイドからの一方的な情報発信でない、ユーザー目線のコンテンツができ上がり、たくさんの人に見てもらえるWebサイトになりました。行政のサイトも数字(アクセス数)で評価されますから。
  その後、事業がまちづくり三鷹から関連のIT系企業に移って、そこで5年間、子育てサイトの制作やワークショップを行ってきました。ワークショップをさまざまに活用することをこれからも、重要な事業として続けていきたいです。





プロフィール

山田律子さん 
[ 株式会社ヴィブラント 代表取締役 ]

商社に5年7カ月間勤務した後に渡米、帰国後は科学雑誌の編集室のほか、大学の研究室の秘書、絵画教室の講師を経て、2005年から株式会社まちづくり三鷹に勤務。そこで、子育て関連のガイドブック制作に携わったのを機に、子育て関連のWebサイトの制作、ワークショップ等を担当、Web関連の事業が関連IT企業に移ったため同時に転職となる。2013年9月に退職、11月の「みたかビジネスプランコンテスト2013」で最優秀賞を受賞し、翌月に株式会社ヴィブラントを設立し、現在に至る。

(取材:萩谷)