SOHO社長の体験記

会社を作ることは難しくない 問題はいかに継続させるかにある 

コワーキングスペース運営者勉強会のようす。
 

-山田さんがこれからやってみたいことは何ですか。


山田 私はコワーキングスペースがきっかけで起業したようなものですから、ICTを利用してどのような働き方ができるのか、これからも模索していきたいと考えています。たとえば、今はまるで会議のメンバーがその場にいるかのようなスムーズなTV会議ができるようになっていますが、10年前にはとても考えられませんでした。 「強いチームはオフィスを捨てる」という本がありますが、オフィスを出て世界中に散らばった人たちがチームとして仕事をする“リモートワーク”が、これからますます増えていくのではないでしょうか。
  リモートワークによって子育て中も育児休業をとらずに継続して仕事をすることが可能になるかもしれません。技術的な側面を含めてリモートワークの可能性を追究していきたいと思います。

- 最後に、起業を志す人へのアドバイスをお願いします。


山田 私も経営者という立場になってから、それまでの自分は甘かったのだなと自覚させられることがあります。会社組織として責任を果たすためには、「こうじゃなければいけない!」と思ったことに関しては、たとえ摩擦が起こってもきちんと伝え、しかもわだかまりが残らないように伝え方を工夫しなければなりません。
  起業自体は誰にでもできます。ただ、それをきちんと継続していけるかどうかは、また別問題であると実感しているところです。

<了>
 




プロフィール

山田律子さん 
[ 株式会社ヴィブラント 代表取締役 ]

商社に5年7カ月間勤務した後に渡米、帰国後は科学雑誌の編集室のほか、大学の研究室の秘書、絵画教室の講師を経て、2005年から株式会社まちづくり三鷹に勤務。そこで、子育て関連のガイドブック制作に携わったのを機に、子育て関連のWebサイトの制作、ワークショップ等を担当、Web関連の事業が関連IT企業に移ったため同時に転職となる。2013年9月に退職、11月の「みたかビジネスプランコンテスト2013」で最優秀賞を受賞し、翌月に株式会社ヴィブラントを設立し、現在に至る。

(取材:萩谷)