SOHO社長の体験記

イタリア行きを目指した結果 三鷹との縁ができた 

三鷹産業プラザ一階のカフェ外観。気候とお天気の良い日は窓を開け放ってオープンカフェになる。
 

- 高校からイタリアの大学をめざしたというのはユニークですね。


鈴木   フランスやイタリアのモードに興味があったのです。ぼくは地理が得意でいろいろ調べたんですよ。当時考えたのは、「日本はGNP世界2位でお金持ちなのに、なぜ自分の憧れるのは海外のものなんだろう?」ということでした。結局幸せはお金ではなく、文化的なものや生き方にあるのではないか。将来、自分も人を幸せにする仕事がしたいと思いました。父は警察官で、土日は一緒に出かけた記憶がないけれど、家族を大切にしてくれました。自分も父のように家族を大切にしたい。そう考えると、なおさらイタリアの生活や文化に魅力を感じたわけです。
  で、とにかくイタリアに行ってしまおうと(笑)。国立のペルージャ大学に外国人の学部があるのを知って、そこを受けたいと思ったのですが、高校の担任や親には止められました。

- 親御さんたちの立場としては止めるでしょうね。


鈴木 でも、イタリアに行く気は満々ですから、東京のイタリア文化会館でイタリア語を学ぶコースを受講することにして、夜は明治大学商学部の夜間に通うことにしたのです。美大の浪人生と二人で、明大前にも駿河台にもアクセスしやすい吉祥寺に住もうと思ったのですが、あまりの家賃の高さに、三鷹にしました。それが三鷹とご縁のできたきっかけです。

 
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プロフィール

鈴木佳範さん 
[ カフェ ハイファミリア / パブリック・スペース株式会社代表取締役 ]

盛岡市出身。小中学校と生徒会長をつとめ、将来の夢は弁護士だったが、高校の友人たちの影響で伊仏文化に関心を持つ。伊・ペルージャ大学に進学を志すが、高校の先生や家族の強い反対にあい、上京してイタリア文化会館で学びながら、明治大学商学部の夜間に通う。カフェの研究で卒論を書き、大学卒業後は三鷹の「デイリーズ」に押し掛け就職。28歳で独立し、会社を設立して現在に至る。

(取材:萩谷)