SOHO社長の体験記

コアルーバッグを広めるための戦略とは 

オフィスにて新作のバッグを手に説明する池さん。
 

- それまでは、あまり地域を意識しなかったのですか?


   普通のメーカーと同じく、将来的には世界で売っていこうと全国展開の販売を始めていましたし、その姿勢は現在も変わりません。ただ、地域を意識することで相乗効果が期待できるのではないでしょうか。ものを作って販売するという大きな柱を成り立たせるためには、デザイン、ロゴ、チラシ等販促グッズの制作、日常の作業などさまざまな活動が必要です。それを地元で調達し、人や産業をつなげていくことは非常に大切です。今後発生する仕事は、できればそのようにしていこうと考えています。

- お仕事をする上で大切にしていることは何でしょうか。


   実は当初、自分が作って販売するのではなく、主婦らしくライセンス事業だけやろうと思っていました。ただ、一社だけの契約にはしたくなかった。メーカー一社に独占されると他に広がっていきません。私としては、いろいろなメーカーのカバンにコアルーベルトをつけてもらって、たくさんのお客さんの手元に届いてほしいのです。便利なものだからこそ共有したい。でも複数の会社とライセンス契約するのはたいへんです。そのハードルを越えるにはどうすればよいか。自分で作って売ってお客様が欲しがっているのを見せれば、メーカーが興味を示すのではないかと考えました。それがうまく行って、現在ライセンス契約先は4社になっています。





プロフィール

池成姫さん 
[ 株式会社COAROO 代表取締役 ]

ソウル生まれ。韓国で厳しい受験競争をくぐり抜け、いったん社会人となった後に日本に。2年間日本語学校に通った後、早稲田大学に入学。同じ学部で学んでいた日本人男性と結婚し、夫の仕事(出版社)を手伝いながら2児を産み育てる。下の子が生まれて間もなく、自分の体験から閃いたアイディアをもとにCOAROOバッグを考案し、特許を取得して起業。各種アイディアコンテストを受賞して知名度を上げ、ライセンス契約メーカーや販売先を順調に増やしつつある。 コアルー公式サイト:http://coaroo.info/

(取材:萩谷)