SOHO社長の体験記

最初はアルバイトしながらの運営が、 やがて軌道に乗りスタッフも増えた 

自費でのサービスはさまざまな形で生活の充実につながる。お天気の良い日に深大寺へお参り。
 

- そもそも柳本さんと三鷹のご縁は?


柳本   関西在住だったのですが、仕事の都合で東京に転勤になりました。子どももまだ小さかったので、東西線の始発で通勤の便もよく野川公園など環境にも恵まれた三鷹に住むことにしました。その後会社を辞めて、三鷹の介護施設で仕事をしてきたので、三鷹に根ざしてきたという感じがあります。

- 起業後はどのように業務や組織を作ってこられたのですか?


柳本   最初社員は私一人でした。月の売り上げが5〜10万円くらいでしたから、それではとても食べていけず私自身もアルバイトをし、ヘルパーさんの多くも他社と掛け持ちしながら運営していました。施設の第三者評価やコンサルタント、講師などの仕事もし、各種の助成金も得ながら徐々にケアサービスを充実させていきました。軌道に乗るまで1年半くらいかかったと思います。
  ご利用者から、自費も介護保険も同じヘルパーに頼みたいとの声があり、2年半経った2010年10月に介護保険の指定をとり、翌年から障害者の制度にも則りました。自費を中心に、制度と組み合わせて幅広く、短時間から長時間まで多様なサービスを提供できるようになりました。今は130〜140名くらいの方にご利用いただき、登録スタッフは90人前後、うち稼働しているのが40人くらいです。社員も6人に増えました。ご依頼も多少の増減はありますが自費のニーズは底堅くて、今後も伸びていくのは間違いないと思います。





プロフィール

柳本文貴さん 
[ NPO法人グレースケア機構代表 ]

新潟市生まれ。大阪大学在学中から、障害者の介助ボランティアや当事者運動に関わる。卒業後は人材派遣会社でヘルパー養成や派遣に従事。老人保健施設や認知症グループホームを経て、2008年にNPO法人グレースケア機構を立ち上げる。介護保険の枠内におさまらないきめこまかな自費サービスを提供。ヘルパーの指名も可能。自らも社会福祉士、介護福祉士、ケアマネジャーの資格を持つ。

(取材:萩谷)