SOHO社長の体験記

三鷹での人とのつながりを活用し、 苦手なマネジメント部分を補強 

「帝国ホテルでランチがしたい」という希望に応えて同行サポート中。
 

- 三鷹で起業してよかったことはありますか?


柳本   グレースケアは、もともとヘルパー当事者が集まってつくったグループのような感じの組織だったので、間接部門が弱いのです。お客様の依頼に応えているとどんどん規模は大きくなるのですが、皆が現場に出てしまうのでマネジメントの部分が十分ではないところがあります。
  そういうときにSOHOパイロットオフィスでのつながりが活きました。採用や人事は社労士の石井先生*にお任せで、社会保険や労働保険や採用に当たっての助成金や就業規則などをお願いしてきました。チラシや看板はアドリブの澤渡さん*3にお願いしました。いつも時間のない中無理を聞いて頂いています。最初は税務署も自分たちでやっていたのですが、今は次に移った事務所(東急ストア上)の向かいにあった税理士の松村先生にお願いしています。財務についても相談していけるので助かります。
  大手の介護事業所にいたときは、間接部分が重たかった。六本木ヒルズで事務をしている人の分まで現場のヘルパーが稼がなければいけないうえに、その人たちのほうが威張っているというのは違うんじゃないかなと…。私は今もずっとヘルパーに出ていますし、介護を担っている人にきちんとお金が流れる仕組みを作らないといけないということにはこだわっています。

*3 グラフィック&ウェブデザイン事務所。現在はSOHOパイロットオフィスから引っ越して活動中。作品は以下のページから見ることができる。
http://homepage2.nifty.com/adliv/




プロフィール

柳本文貴さん 
[ NPO法人グレースケア機構代表 ]

新潟市生まれ。大阪大学在学中から、障害者の介助ボランティアや当事者運動に関わる。卒業後は人材派遣会社でヘルパー養成や派遣に従事。老人保健施設や認知症グループホームを経て、2008年にNPO法人グレースケア機構を立ち上げる。介護保険の枠内におさまらないきめこまかな自費サービスを提供。ヘルパーの指名も可能。自らも社会福祉士、介護福祉士、ケアマネジャーの資格を持つ。

(取材:萩谷)