SOHO社長の体験記

地元のNPOと連携しながら、 皆が支えあえるまちづくりを目指す 

井の頭公園へ、お散歩の付き添い中。
 

- 事業内容を拝見すると、ケアサービスの範囲も広いですし、相談サービスや、まちづくり活動までありますね。


柳本   ケアと相談とまちづくりの3つの活動をしています。グレースケアはNPOなので、地元のNPOやその他の団体と協力して、まちづくりを通じて支えあいの仕組みを作っていきたいと考えています。この間も市民協働センター*の「わの縁日」に参加してワークショプなどをしました。シニアSOHO*さんが旗を振っている、福祉医療機構の助成金によるICTを使った孤立防止事業にも毎年加わらせていただいています。子育てコンビニ*さんなど9団体で始めたコミュニティカフェ「みんなの広場」*4にも相乗りさせてもらったりしています。

- 私も親が年老いてケアが必要になって初めてわかりましたが、介護保険は「あとちょっとこうしてくれたらずいぶん助かるのに」というところの融通が利きませんね。自費サービスのニーズが底堅いのはわかります。


柳本   30分の中で身体介護も家事もというと余裕がなくなりがちですから、自費サービスで長時間関われるのは、ケアする側もやりやすいですね。楽しみごとを含めて生活トータルでの充実を図ることができ、利用者にも喜ばれます。認知症の人の介護も、徘徊の後ろからついて行ったり、話にお付き合いしながら自分史をまとめたりなど、状況に応じてできますし、なにかと動きやすいのです。

*4みんなの広場: 2013年度より東京都の「新しい公共モデル事業」として開始。現在はリレートークなども行っており、春からNPO人の輪「みたかの家」に移転予定。
http://minnannohiroba.web.fc2.com/




プロフィール

柳本文貴さん 
[ NPO法人グレースケア機構代表 ]

新潟市生まれ。大阪大学在学中から、障害者の介助ボランティアや当事者運動に関わる。卒業後は人材派遣会社でヘルパー養成や派遣に従事。老人保健施設や認知症グループホームを経て、2008年にNPO法人グレースケア機構を立ち上げる。介護保険の枠内におさまらないきめこまかな自費サービスを提供。ヘルパーの指名も可能。自らも社会福祉士、介護福祉士、ケアマネジャーの資格を持つ。

(取材:萩谷)