SOHO社長の体験記

街中での生活の場づくりにも、 少しずつチャレンジ中 

「ナースさくまの家」(通称さくまんち)で、ケアのやり方の研修を受けているところ。
 

- これから取り組んでみたいことは?


柳本   グレースケアはおかげさまで三鷹にはだいぶ浸透してきたので、武蔵野にも展開しようと吉祥寺オフィスを設けました。そこはシェアハウスになっており、今7人の外国人と日本人が住んでいます。
特にこれからは多世代が一緒に住めるシェアハウスをやりたいと思っていて、今空き家を探しています。三鷹市牟礼には看護師の佐久間さんが普通の一軒家を借りて始めたホスピスホーム「ナースさくまの家」*5があって、グレースケアからヘルパーが入っています。のように、これまでは在宅ケアや個別ケアにこだわっていたので、住む場所づくりまではやっていなかったのですが、やっぱり利用者の方から、施設や病院には入りたくないけど、家も不安という声があるので、何かいい住まい方がないかと思っています。

  どこで生活し、最期を迎えるかは、人それぞれですが、老人ホームや病院のベットは足りない一方で、空き家は三鷹でも増えています。うまく活用できれば慣れ親しんだ地域でずっと暮らせるのではないでしょうか。
  私の最初の介護体験は、施設から飛び出して自分らしく生活しようという障害者の人たちの24時間介護だったので、独居でも、何人かで暮らしている場合でも、一人ひとりが愉しめる暮らしの場をつくりたいと考えています。

*5ナースさくまの家: 2013年3月開設。医療行為対応型シェアハウスとして4名が暮らしています。
http://www.n-sakuma.jp/




プロフィール

柳本文貴さん 
[ NPO法人グレースケア機構代表 ]

新潟市生まれ。大阪大学在学中から、障害者の介助ボランティアや当事者運動に関わる。卒業後は人材派遣会社でヘルパー養成や派遣に従事。老人保健施設や認知症グループホームを経て、2008年にNPO法人グレースケア機構を立ち上げる。介護保険の枠内におさまらないきめこまかな自費サービスを提供。ヘルパーの指名も可能。自らも社会福祉士、介護福祉士、ケアマネジャーの資格を持つ。

(取材:萩谷)