SOHO社長の体験記

介護者が安心して長く働けて、 利用者も喜ぶ仕組みづくり 

知的障がいを持つ人と、ガイドヘルプで一緒に海へ。
 

柳本   他にもこれまでに、指名制ヘルパーや独立型のヘルパーなどいろいろな働き方をつくってきていますから、それらをもっと充実させていきたいです。グレースケアでは指名を受けると時給が2割増になります。やりがいや安心して長く働けるしくみにつながると思いますので、ヘルパー個人の持ち味や資格、経験、キャラクターを活かせる仕組みをさらに進めていきたいです。
ベテランのヘルパーになると、個人にお客さんがついてくることがあります。その場合は独立型として、ご家族やケアマネ、病院とのやり取りなどの裁量を現場のヘルパーに任せて、グレースケアは請求支払事務や事故に備えた保険などを担当しています。   それから、在宅の方は施設と違ってお楽しみの行事などが限られているので、独り暮らしや高齢・障害世帯の方向けバスツアーなど娯楽企画もやっていけると面白いかなと思っています。

- 最後に、これから起業を志される方々にアドバイスをお願いします。


柳本    三鷹はとても面白いところで、ビジネスプランコンテストでの受賞も一つの御墨付きになりましたし、いろいろな人とのつながりがつくりやすかったです。
  何でも人とのつながりから始まるのではないかと思います。グレースケアも決して順風満帆だったわけではありませんが、好きなこと、ほんとうにやりたいことをやっていると、あとからお客さんがついてきます。まずは楽しんでやってみるのがよいのではないでしょうか。

<了>
 




プロフィール

柳本文貴さん 
[ NPO法人グレースケア機構代表 ]

新潟市生まれ。大阪大学在学中から、障害者の介助ボランティアや当事者運動に関わる。卒業後は人材派遣会社でヘルパー養成や派遣に従事。老人保健施設や認知症グループホームを経て、2008年にNPO法人グレースケア機構を立ち上げる。介護保険の枠内におさまらないきめこまかな自費サービスを提供。ヘルパーの指名も可能。自らも社会福祉士、介護福祉士、ケアマネジャーの資格を持つ。

(取材:萩谷)