SOHO社長の体験記

皆が平等に出資し仕事もする 合同会社という組織を選択 

2014年11月のSOHOフェスタでの社員二人
 

- 「合同会社」というのは珍しいですね。なぜ株式会社ではなく、合同会社という形態をとっているのでしょうか。


安田   株主がいて、誰かが代表取締役になるというかたちではない会社にしたかったのです。合同会社の場合、「社員」は出資者であり執行役員でもあります。出資をせずに雇われて仕事をする人は「従業員」というくくりになります。
合同会社は2006年の会社法で新しく規定された会社形態ですが、実は、西友やアップルジャパンも合同会社です。「株式会社」の仕組みを選ばない大企業も出てきているのです。

- ++という名称もユニークです。


安田    小金井の「雨デモ風デモハウス」*4で2011年10月から2012年3月まで、社会の課題を解決する方法を探るワークショップを主催していました。その名称が「++セッション」で、そこからとって会社名にしました。

- では、設立メンバーは、安田さん、小田原さん、小倉さんの3人で、それぞれが出資金を持ち寄る形だったのですね。


安田    はい、そうです。途中で人数の増減があり、小倉さんが2014年7月に独立し、現在(2015年1月)は、私と小田原さんの二人が社員です。

*4 雨デモ風デモハウス :現在、環境配慮住宅型研修施設「環境楽習館」として市民に活用されている。自然エネルギーや雨水を最大限に活用した循環型のモデルハウス。




プロフィール

安田知代さん 
[ 合同会社++(たすたす) 木係(きががり)社員 ]

北海道生まれ。長く首都圏に住み、渡仏経験もある。フリーの編集者・ライターとして、企業の環境報告書・ CSR報告書、「井の頭公園まるごとガイドブック」、「懐かしの吉祥寺 昭和29・40年」(写真集)、「みたか再発見の旅」など地域の本の編集・執筆を手がけた後、「SMALL WOOD TOKYO」を立ちあげ、2012年に合同会社++を設立。仕事を通し、生態系と調和した社会の実現を目指している。

(取材:萩谷)