SOHO社長の体験記

理念をきちんと掲げることで 迷ったときにも修正が可能に 


多摩ブルー・グリーン賞で表彰された「敷くだけフローリング」
 

- 会社を設立して2年半になりましたね。


安田    昨年の11月にはSOHOフェスタ*6にも出展しましたし、月刊誌「ソトコト」*7から声を掛けていただいて、エコプロダクツ展に出展することもできました。12月には、多摩信用金庫主催の多摩ブルー・グリーン賞*8で東京都産業労働局長賞を頂きました。とはいえ、メンバーの増減があったり、事業計画通りに物事が進まなかったり、いろいろあった2014年だったので、今が第2の創業期という感じです。

- 仕事をしていく上で、安田さんが一番大切にしていることは何ですか?


安田    まずは、理念です。理念があれば、判断に迷ったときに、その理念に照らして考えることができます。苦しいときにも「理念を実現しようと始めたのだから、このくらいでは止められない」と踏みとどまれます。そして何より、理念に共感する人たちがパートナーさんやお客さまとして集まってきてくれることで、勇気づけられることが多いです。

- ++の理念は一言で言うとなんでしょう。


安田    「生態系と人の営みが調和した社会をつくります」です。社会がよりよい未来に向いていくようにするには何ができるのか。ビジネスというか「生業(なりわい)」を通して模索しています。
3・11がなかったら、ここまで突き詰めて行動しなかったかもれません。

6 SOHOフェスタ:正式名称は「SOHOフェスタinMITAKA」。三鷹とその周辺の小規模事業者のための展示会。毎年秋に行われ、昨年11月の開催で17回となった。
http://www.mitaka.ne.jp/sohofesta/index.html

*7 月刊「ソトコト」:地球と仲良くし、楽しく生きていくためのライフスタイルを探り、提案していくことをコンセプトとするソーシャル&エコマガジン。

8 多摩ブルー・グリーン賞:多摩信用金庫(たましん)主催。地域で活躍する中小企業のなかから優れた技術や経営手腕を表彰する。

http://www.tamashin.jp/02_business/06_service_list/03_service/04_bluegreen/





プロフィール

安田知代さん 
[ 合同会社++(たすたす) 木係(きががり)社員 ]

北海道生まれ。長く首都圏に住み、渡仏経験もある。フリーの編集者・ライターとして、企業の環境報告書・ CSR報告書、「井の頭公園まるごとガイドブック」、「懐かしの吉祥寺 昭和29・40年」(写真集)、「みたか再発見の旅」など地域の本の編集・執筆を手がけた後、「SMALL WOOD TOKYO」を立ちあげ、2012年に合同会社++を設立。仕事を通し、生態系と調和した社会の実現を目指している。

(取材:萩谷)