SOHO社長の体験記

子育てと両立するために サラリーマン以外の働き方を選択 

上の子(小学生)のお弁当は妻と交代で作るという。彩りにも配慮が。
 

- さらに、その会社からも独立して起業されます。


内冨    明豊ファシリティワークスに入社してから、コンストラクション・マネジメントの手法や商品開発を行い、10年以上それに携わった後に独立しました。ずっと建築で飯を食ってきたので、それ以外は考えられず、この分野で起業したわけです。2013年7月に退職し、11月に起業しました。

- 将来の起業を考えて転職されたのですか?


内冨    いえ、入社した時はそのまま普通にサラリーマンとして生きようと思っていました。直接のきっかけは、子どもが生まれたことですね。うちは妻もフルタイムで働いています。なかなか子どもに恵まれなかったのですが、2007年に最初の子ができました。それまで私は社内でも個人のトップ賞を受賞したくらい仕事に邁進していましたが、保育園の送り迎え等いろいろ出てきますから、以前のように目一杯は仕事できなくなりました。妻はJAXAに勤めており、海外の時間に合わせる必要もあって、どうしても夜遅いのです。
  そうすると仕事の積み残しが出てくるし、クオリティも落ちてきます。でも仕事量は増えていく。明豊は中小企業なので大手のような子育て支援体制はありませんでしたし、忙しい時はとんでもなく忙しい。退職を打診されたときに二つ返事で辞めました。その時点でもう、サラリーマンという選択肢はないなと思いました。自分のできる範囲で仕事をやっていこうと。





プロフィール

内冨謙さん 
[ 株式会社サンク 代表取締役 ]

大学卒業後、鹿島建設で施工管理を約5年間務め、技術研究所で遮音やホールの設計等の建築音響を約2年間研究。2002年にコンストラクションマネジメント会社である明豊ファシリティワークスに転職し、2013年に独立。建物を新築・改修の際に、建て主の代理人としてマネジメントを行うコンストラクション・マネジメントを主な業務とし、その他に建物の診断、将来コストの算出、法規的なチェックを含めたトータルなコンサルティングを行っている。

(取材:萩谷)