SOHO社長の体験記

コンサルの仕事にはネットワークと コミュニケーション能力が欠かせない 

スキー歴は40年。前職の仲間たちと毎年スキー合宿を行っている。
 

- お仕事をされる上で、一番大切にしていることは?


内冨    たとえ子育て中で飲めなくても(笑)、人のネットワークは大切にしています。出身大学・日大の不動産会で仲良くしていただいた方や、前職の関係の方々とのネットワークにはたいへん助けられました。
  それとコンストラクション・マネジメントにはコミュニケーション能力が必要です。お客様とのコミュニケーションは欠かさないようにしていますし、供給者側には提案の際にパターンをいくつか出して顧客に説明するプロセスをきちんと踏むよう促し、納期やコストについてもお客様側に立って、押したり引いたり、供給者に「楽をさせない」ようにします。

- まさに建築全般のマネジメントを扱うのですね。


内冨    竣工後も、入居者へどういうルールで貸すのか基準書を作ったり、空調はお客様がつけるのか入居者が持ってくるのかという「資産区分」や、管理会社にはどのような作業をさせるのかなど、細かいところまで作ってはじめて仕事が終了します。計画段階から運用までトータルでお手伝いするので、一つの案件に関わる時間は長いです。
  建物診断のサービスでは、劣化の状況や建築基準法に合致しているか、将来どのくらいコストが発生するのかレポートを作ります。主に不動産売買(REIT等 )*4の際に参照されます。幸い私は良い教育を受けさせていただいたため、「なぜこのような不具合が発生するのか」を突詰めてレポートできるので喜ばれています。

*4 不動産投資信託(REIT ):オフィスビル等の不動産に投資し、賃貸料収入をもとにした利益を投資家に配分するしくみ。日本の不動産投資信託はJ-REITと呼ばれる。




プロフィール

内冨謙さん 
[ 株式会社サンク 代表取締役 ]

大学卒業後、鹿島建設で施工管理を約5年間務め、技術研究所で遮音やホールの設計等の建築音響を約2年間研究。2002年にコンストラクションマネジメント会社である明豊ファシリティワークスに転職し、2013年に独立。建物を新築・改修の際に、建て主の代理人としてマネジメントを行うコンストラクション・マネジメントを主な業務とし、その他に建物の診断、将来コストの算出、法規的なチェックを含めたトータルなコンサルティングを行っている。

(取材:萩谷)