SOHO社長の体験記

頭一つ抜き出た専門性こそが 小規模事業で生き残る最大の要件 

バンドも2つ掛け持ち。こちらは明豊社員が中心で月一の練習がある。
 

- 今後はどのようなことをやっていきたいですか。


内冨    今力を入れているのは、お客様と顧問契約を結ぶことです。一つ一つのプロジェクト単位ではない、定期的な安定収入がほしいですね。この間、建物診断の仕事をきっかけに、一件顧問契約を結ぶことができました。仕事上で半年くらいかけて今まで培ってきた能力を見せ、その上で契約を結ぶように持っていきたいと企んでいます。もちろん役に立たないと契約を切られてしまいますから頑張ります。今抱えているプロジェクトが終了する前に、先を見越して準備していきたいです。

- 最後に、これから起業を志す方にアドバイスをお願いします。


内冨    自分が起業してみて、だいぶ見方が変わりました。起業を考える際にいろいろシミュレーションをしてみたのですが、小売りなどのビジネスはたいへんだと思います。初期投資もかかるし、単価も利益率も高くない。立地にも左右される。ネット販売を行うにも、検索にヒットする対策が必要ですしね。
  それに比べて、私のようなコンサルはずっと楽です。個人での起業には、目に見える商材より、目に見えないサービスのほうが適しているのではないでしょうか。これから起業したい人は、何か一つ他人に秀でた専門性を磨いて起業するのが良いと思います。あとは顧客層へのルートづくりが重要です。前田先生もよくおっしゃることですが、私も起業後いろいろな人に助けられ、実感としてそう思います。

<了>
 




プロフィール

内冨謙さん 
[ 株式会社サンク 代表取締役 ]

大学卒業後、鹿島建設で施工管理を約5年間務め、技術研究所で遮音やホールの設計等の建築音響を約2年間研究。2002年にコンストラクションマネジメント会社である明豊ファシリティワークスに転職し、2013年に独立。建物を新築・改修の際に、建て主の代理人としてマネジメントを行うコンストラクション・マネジメントを主な業務とし、その他に建物の診断、将来コストの算出、法規的なチェックを含めたトータルなコンサルティングを行っている。

(取材:萩谷)