SOHO社長の体験記

工業デザインからグラフィックへ 自由度の高さに惹かれて転換 

大野さんが装丁とイラストを担当したパソコン関連の書籍。
 

- 大野さんは工業デザインを学ばれ、工業デザイナーとして就職されたと伺っています。


大野    大学で工業デザインを専攻し、卒業後は家庭用品メーカーのデザイン室に就職しました。工業デザイナーとしてカトラリーや鍋など、キッチン用品を主にデザインしていたのですが、デザイン室ではパンフレットやパッケージのデザインなど、グラフィック系のデザインもする必要がありました。
工業デザインは、デザイナーが自由に発想できるわけではなく、用途や予算などさまざまな制約がありますから、そのなかで面白いデザインをしていくのは難しい。それに比べ、グラフィックは白い紙のなかで自由にデザインできます。だんだんにグラフィックのほうが面白くなってきたのです。もっとグラフィックを勉強して、こちらをメインで仕事をしていきたいと思うようになりました。

- なるほど。インダストリアルからグラフィックへお仕事の中身を転換しようと転職されたのですね。


大野    家庭用品メーカーには5年いて、不動産広告を主に手がけるデザイン会社に転職し、そこには2年いました。この会社が新宿にあったので、中央線沿線で住まいを探し、最初は西荻、次に三鷹に引っ越したのです。
そのあとインターネットプロバイダに転職しました。会社は大森にあるのでちょっと不便になってしまいましたが、三鷹は住みやすくて気に入っていたので、そのまま三鷹から通いました。

 
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プロフィール

大野文彰さん 
[ 株式会社 大野デザイン事務所 代表取締役 ]

千葉工業大学で工業デザインを専攻。貝印株式会社のデザイン室に所属し、キッチン用品のデザインの他、パッケージやパンフレットを手がける。グラフィックデザインを中心に仕事をしたいと不動産広告がメインのデザイン会社に転職。次に、ニフティ株式会社にて販促用印刷物の制作に携わる。2006年3月に独立起業し、現在に至る。

(取材:萩谷)