SOHO社長の体験記

外注に出して数をこなすのではなく 自分のカラーにこだわって仕事をする 

現在仕事場として利用している三鷹市SOHOパイロットオフィスの専用ブース。
 

- 大野さんの典型的な一日の過ごし方を教えてください。


大野    仕事が軌道に乗ってきてから、パーティーションで区切られたSOHOプラザAから個室のあるSOHOパイロットオフィス*に引っ越しました。8時15分にはオフィスに来てメールチェックをします。午前中は主に進めている仕事の修正作業やメールへの返信、その他の用事を済ませます。私は午後のほうが仕事のペースが上がってくるタイプなので、午後に新規で考えるデザインやイラストの仕事を集中して行います。

- お仕事をする上で、一番大切にしていることは何ですか?


大野    私の場合、外注に出さないで自分自身でデザインをすることにこだわっています。自分の得意なこと、好きなことに絞って、自分のカラーを出しながら、気に入ってくれる方を増やしていく方向を志向しています。メーカーに例えれば、家電製品を幅広く扱うパナソニックではなく、オーディオ・ビジュアルに絞ってブランド価値を高めるソニーを目指したいですね。ですから、あえてイラストのタッチも一種類だけにしています。

- そもそもご自分が手を動かしたくて独立したわけですものね。


大野    最初は迷ったんですよ。「そこそこの規模にしないと業界内で信用されず、仕事が来ないんじゃないか」と不安でした。最初の屋号を「ファン・グラフィックス」としましたが、将来的に社員を2、3人雇ってデザイン事務所にすることも考えていたからです。自分一人でやろうと覚悟を決めて個人名の「大野デザイン事務所」に屋号変更しました。





プロフィール

大野文彰さん 
[ 株式会社 大野デザイン事務所 代表取締役 ]

千葉工業大学で工業デザインを専攻。貝印株式会社のデザイン室に所属し、キッチン用品のデザインの他、パッケージやパンフレットを手がける。グラフィックデザインを中心に仕事をしたいと不動産広告がメインのデザイン会社に転職。次に、ニフティ株式会社にて販促用印刷物の制作に携わる。2006年3月に独立起業し、現在に至る。

(取材:萩谷)