SOHO社長の体験記

手を抜かず、かけすぎず バランスをとるのが大事 

透明なジャーを使って「思い出」をアレンジメントする。
 

- お仕事をする上で、一番大事にしていることは何ですか?


山口    生徒さんであれ、その他の花仕事のお客様であれ、人がいて初めて成り立つ仕事ですから、信頼関係を最も大切にしています。アレンジメントやブーケなども、お客様から依頼された内容に、何かプラスαのご提案ができるように心がけています。
   長年やってきていますので、やろうと思えば分からないように手を抜くこともできるのですが、それをやるとものを作る人間としてダメになっていくと思います。「手抜きせずきちんと期待以上のことをやるのだ」と、固く自分に約束しています。
   それとは矛盾するようですが、手をかけ過ぎてもビジネスとしては成り立たなくなります。私自身、ものづくりが好きでお花の仕事についたわけですが、ものづくりの人がやりがちなのが、採算を度外視して手をかけすぎ、結局ビジネスとして回らなくなってしまうことです。私も長年、お花の世界に限らずたくさんの人を見てきましたが、このバランスが難しいのです。芸術家ではなくビジネスとしてやっている以上、手は抜かず、無駄を出さずにコツコツとやっていくのが大事ではないかと思います。「手を抜かず、手をかけすぎず」のバランスをいい塩梅でとっていきたいですね。
   そして、もっときちんとビジネスを回せるようになったら、時には「趣味」としての枠で、好きなだけやりたいことをやってみようと思っています。





プロフィール

山口啓子さん 
[ Blanc-design ブランデザイン主宰 フラワーデザイナー ]

1992年U.GOTO.FLORIST入社後、外資系ホテルでブライダルを中心とした花装飾を担当。フラワースクール講師を経て、2005年よりフリーランスで活動する。花を中心とした各種ワークショップの企画開催と多岐にわたるオーダーフラワーの提供をしている。花仕事で培われた感性と直感力を生かし、カラーセラピストとしても活動中。詳しい事業内容や最近の仕事についてはhttp://blancpoint.com/

(取材:萩谷)