SOHO社長の体験記

エステに関心のない人を対象に 単価を設定してビジネスを設計 

山下さんが吉祥寺駅で撮った画像。街の印象を作るのはそこに集う人たちの印象である。
 

- 美肌から印象へと転換されたお話は面白いです。


山下    三鷹の印象がよかったお話をしましたが、人にも印象があるように街にも印象があります。駅に降り立った時に街の印象を決めるのは、そこに集まる個々人の放つ印象です。人の内面は表情筋に現れますから、外見の印象を整えれば内面もそれに伴って変化し始めます。人がその人らしく美しくあれば、家庭も街も、会社も、国全体ももっと素敵になるでしょう。それには、これまでエステに関心を持たなかった人を対象にし、エステの概念を変えていかなければなりません。
  そのために「全てのメニューを総合して一回5000円」と宣言してしまうことで、5000円を実現するにはどうすればいいのか考えました。

- どうやって実現されたのですか?


山下    まず経費、身の丈ですからね。特に家賃を4万円以下に抑えることでした。しかも環境が悪くてはダメなので、部屋を探すのが一番たいへんでした。なかなかこれという物件がなく「良い部屋がなかったら起業は見送ろう」と決め、そこは譲れない条件でした。光熱費と合わせても今は4万5千円で収まっています。そのぶん駅からは遠いのですが、「交通が不便でも通いたい」と思っていただけるサロンにできればよいのだと割り切りました。
  道具類も極力あるものを使いましたが、雰囲気に合わない物や、サイズが合わないものは買いなおしたので、若干予算オーバーしてしまいましたね。最初から完成させようと思わず、半年くらいは半分オープン状態でいろいろな部分を修正しながら仕事をすることにしました。





プロフィール

山下和子さん 
[ ビューティラボ・プラチナスペース主宰 ライフビューティシャン ]

エステに関して海外の技術を含む主要な資格を取得し、1990年に兵庫県西宮市に最初のサロンをオープン。後に拠点を京都に移し遠隔地への出張エステも含め、独自性を目指すエスティシャンとして活躍しながら、美容関連資格や特許の取得を行う。家族と同居のため住まいを関西から関東に移し、落ち着いた雰囲気が気に入って現在は三鷹に。2016年にビューティラボ・プラチナスペース(印象エステ)で新たに起業を果たす。
http://platinumspace.jimdo.com/

(取材:萩谷)