SOHO社長の体験記

ニッチな分野での貿易だからこそ 個人の経験やセンスを生かす余地がある 

2016年7月開催の「DESIGN TOKYO」では大賞を受賞した。
 

- 私は全くの素人ですが、今の時代は貿易会社にとっては必ずしも良い環境とは言えないような気がします。茨木さんは起業して貿易をお仕事にしていくということに不安やためらいはありませんでしたか。


茨木    確かにインターネットによるビジネスが広がっていますね。海外から簡単に仕入れたり、個人レベルでの売買が容易な環境になっていることについて気にはしています。

- そういう中でも、ご自身の経験に照らして勝算がおありなのでしょうか。


茨木    海外でも資金力がある大きな規模の会社はどんどん国際展開しますし、あるいは日本の大手が商材を輸入することで日本に進出できます。大手は大手同士の取引がありますから。
   しかし私が選んでいるのは、ヨーロッパの小さい会社、小さいメーカーです。「海外を目指してはいるのだけれど、そこまでの規模や力がない」といったところとお付き合いしたいと思っています。小さいところでも独自性の高い面白い商材を作っているところは沢山ありますので、そういうニッチなところに絞って商材を見つけるようにしています。
   海外に長くいて、会社員時代はアメリカだけではなくヨーロッパや東南アジアなど色々なところと共同プロジェクトや海外営業等をやっていましたから、直接話をしてビジネスをまとめる交渉の部分が得意ですし、とても好きです。その経験を生かして、まだ日本で知られていない面白いものを見つけて持ってこられると思っています。





プロフィール

茨木一仁さん 
[ KATHALO株式会社 代表取締役社長 ]

Marquette University卒業 (Milwaukee, USA)。大手電機メーカーに約20年勤め、海外営業、NPIマーケティング、国際調達、米国駐在(アカウントマネージメント)等で海外との契約折衝、貿易、国際プロジェクトで経験を積む。学生時代のホストファミリーや友人への恩と感謝、これまでの海外での経験を社会に還元したいという思いと、貿易会社を経営したいという夢を実現するため2016年1月に起業を果たす。 2016年7月DESIGN TOKYO大賞の優秀賞を受賞。http://www.kathalo.com/

(取材:萩谷)