SOHO社長の体験記

自分が注力すべきコアな仕事と 外に出すものをきちんと切り分ける 

「DESIGN TOKYO」のブースで大賞受賞の取材を受ける茨木さん。
 

- 起業に際して、どういうことを最も重要視されましたか。


茨木    前田塾長の方針でもありますが、まずオーバヘッド(諸経費)をかけないことですね。そして、事業の中で自分がやらなければいけないコアの部分、例えば商材発掘や調整を含む海外取引や、日本でのマーケティングや営業、に集中する。それ以外は外に出して自分で抱え込まないように、アウトソースをうまく使ってオペレーションしています。

- どのような部分をアウトソーシングされているのでしょう。


茨木    会計関係などです。他には、会社員の時サード・パーティ・ロジスティックス(3PL)*5という物流関係の仕事もしており、海外で営業提案もしていました。倉庫と契約してロジスティックスの部分をやってもらうのですが、現在も同じようにしています。

- 国際ビジネスのコンサルティングもされています。


茨木    貿易は商材を見つけて、さらに商材のマーケティングをしてデビューさせ、営業、販売、回収するまでに時間がかかる、とても足が長い仕事ですから、その間に通訳・翻訳・コンサルティングも行うようにしています。海外とのやり取りのアドバイスを求められることが多かったので、会社を立ち上げたときからそれも並行してやっています。顧客は、私と同じように貿易をやりたくて海外と折衝されていたり、取引先が海外で商談用のプレゼン資料を作りたいという会社さんで、業種は様々です。

*5 サード・パーティ・ロジスティックス(3PL): 流通業以外の企業が、顧客の配送・在庫管理業務等の業務を、プランニングやシステム構築を含めて長期間一括して請負い、顧客(荷主)の流通部門として振る舞う形態のアウトソーシングサービス。複数の流通業者から最も顧客の利益にかなう業者を選択したり、条件について交渉できるというメリットがある。




プロフィール

茨木一仁さん 
[ KATHALO株式会社 代表取締役社長 ]

Marquette University卒業 (Milwaukee, USA)。大手電機メーカーに約20年勤め、海外営業、NPIマーケティング、国際調達、米国駐在(アカウントマネージメント)等で海外との契約折衝、貿易、国際プロジェクトで経験を積む。学生時代のホストファミリーや友人への恩と感謝、これまでの海外での経験を社会に還元したいという思いと、貿易会社を経営したいという夢を実現するため2016年1月に起業を果たす。 2016年7月DESIGN TOKYO大賞の優秀賞を受賞。http://www.kathalo.com/

(取材:萩谷)