SOHO社長の体験記

お年寄りが家庭料理を楽しめる 小さなおでん屋を開こうと決意 

三鷹駅北口からほど近く、おでんの提灯と看板ネコのビビ(木彫り)が迎えてくれる。
 

- 起業を考えるまで、飲食店で仕事をしたご経験はなかったそうですね。なぜおでん屋を?


石原    八王子の市役所職員組合の事務局で60歳定年を迎えた後、65歳まで勤務できる老人施設で勤務しました。お年寄りが交流を求めて集まってくる集会所で3年間働き、おにぎりだけで食事を済ませるお年寄りがいること、一人寂しく食べるご飯は美味しくないという現状を知りました。だから、次はそういう人たちが気軽に立ち寄って温かい家庭料理が食べられるような店をやりたいと思ったのです。料理が好きで、毎日簡単にパッと作るのが苦にならないですから。自分も毎日食べられるし、ちょうどいいかなと(笑)
  おでん屋にしようと思ったのは、おでんは作り置きができて人が増えても減っても調整できるからです。消化もよく、いろいろな具があって年齢を問わずに好きなものを好きな量だけ食べられますしね。

- お店は三鷹駅の近くにありますが、石原さんと三鷹との関係は?


石原    私は30歳まで三鷹で暮らし、子供が生まれて手狭になったので国立に引っ越し、さらに子供部屋のスペースを確保できる家を探して八王子に越しました。20年住みましたが、家のあたりは人が少なく、店をやるにはあまり適していないのです。
   私の母はずっと三鷹在住でしたし、私も歳をとったら三鷹で暮らしたいと思っていました。そういうこともあって、お店を出すなら三鷹がいいと考えたのです。


 
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プロフィール

石原郁子さん 
[ おでん屋えがお 店主 ]

学校卒業後、3年間営業事務をしたのち専業主婦となる。30歳まで三鷹で過ごし、子育てのため国立、次いで八王子に転居。娘さんが保育園の時には保育士助手を、その後リビング新聞、市役所職員組合の事務局で働き、定年後は社会福祉協議会の「老人憩の家」に勤務。65歳で再度定年を迎えたことを機に2014年に5月に起業。小柄で割烹着姿のため「ちいさいおかあさん」と呼ばれている。 http://odenya-egao.com/index.html

(取材:萩谷)