SOHO社長の体験記

人の縁で得られた貴重な情報が 補助金締切内の開店に結びついた 

石原さん夫婦が切り盛りするカウンターのみのお店は、掃除も行き届き、居心地がよい。
 

- 物件探しに苦労されたということですが、現在のお店はどのようにして見つけられたのでしょう。


石原    不動産屋さんにもお願いしたし、夫と一緒に現地を見て歩いて探したのですがなかなか決まらず、前田先生にもご心配をおかけしました。現在の店舗は本屋さんだったのです。私が見習いをさせていただいたニシクボ食堂の店長さんが、「ここのお店、閉店するらしいよ」という話を聞いて教えてくれたのが、その年の冬のことでした。
本屋さんは「5月までやって閉店しようか」と考えていたということですが、それでは補助金の締め切りに間に合いません。お願いして2月いっぱいで閉店していただいて即工事に入り、5月にお店をオープンしました。領収書や通帳のコピーもきちんとつけて、補助金の締め切りに間に合わせることができました。
木彫の猫の「ビビ」*7は、ここが絵本のお店だった頃に絵本作家さんが持ってこられたものだそうで、今はうちの看板猫になっています。

- お店はお一人でされているのですか?


石原    最初は一人でやるつもりだったのですが、実際に始めてみると一人では無理なのがわかりました。私は開店前に仕込みをして、カウンターの中にいて料理や飲み物をお客様にお出しし、夫に皿洗いとレジ、お掃除系の仕事を手伝ってもらっています。夫は現役で働いていますが出版社なので、メールや宅急便で原稿のやり取りをすれば、原則として夜の時間は自由になるのです。


*7 ビビ
http://www.inv.co.jp/~tagawa/bibi/bibi.html





プロフィール

石原郁子さん 
[ おでん屋えがお 店主 ]

学校卒業後、3年間営業事務をしたのち専業主婦となる。30歳まで三鷹で過ごし、子育てのため国立、次いで八王子に転居。娘さんが保育園の時には保育士助手を、その後リビング新聞、市役所職員組合の事務局で働き、定年後は社会福祉協議会の「老人憩の家」に勤務。65歳で再度定年を迎えたことを機に2014年に5月に起業。小柄で割烹着姿のため「ちいさいおかあさん」と呼ばれている。 http://odenya-egao.com/index.html

(取材:萩谷)