SOHO社長の体験記

地域を首都圏でPRする 仕事の中で見えてきたこと 

三鷹駅前の「三鷹コラル」にて広島物産展を企画し、店頭にも立つ宇山さん。カープグッズも販売。
 

宇山    東京事務所では、首都圏に地元の良さを売り込むため、福山市の都市宣伝はもちろん「瀬戸内」や「広島県」というわかりやすい括りでのイベント企画もし、「ばらのまち福山」のイメージキャラクター「ローラ」に入ったこともあります。
   出産・育児をしながら、11年間その仕事をしました。その間に首都圏で活動をする全国の都道府県、都市の行政職員並びに生産者の方々とつながりができました。

- そういえば、私の故郷も銀座にアンテナショップを出しています。


宇山    アンテナショップは有楽町や銀座などの繁華街にあることが多いです。でも、都内の人たちが普段使いの品を購入するのはそういう場所でしょうか? チラシを配るだけ、単発のイベントを開催するだけのPR活動にも違和感を覚えるようになりました。生産者の顔を知ってきちんと品物を扱える人が常駐していなかったり、地元の商工会の意向で扱う品が昔からの定番だったり、「もっと魅力を伝えられるはずなのに」ともどかしい思いもしました。他の都市の方々も同じジレンマを抱えていたと思います。
   私は東京事務所のプロパーで、上京してから生活の基盤もこちらにあり、首都圏の生活者の目線を保つことができました。より生活に届くイベントや、作り手の想いを届ける物販ができるのではないかと考え始めたのです。






プロフィール

宇山淳子さん 
[ 株式会社ヒトコトヤ 代表 ]

広島県福山市出身。京都の短大を卒業後、福山市役所に主事として入所。5年間の勤務ののち、結婚退職し上京。新宿区役所非常勤嘱託職員を経て、2003年に福山市東京事務所常勤職員として再度福山市職員採用。福山市東京事務所において都市宣伝活動、秘書業務を中心に行政に携わる。2014年3月に退職後、2015年7月17日(株)ヒトコトヤを設立、現在に至る。社名は「ヒト」と「コト」を一言(ヒトコト)添えてお届けするの意。

(取材:萩谷)