SOHO社長の体験記

大学で立体造形を学び ものづくりの世界に 

岸下さんの前職は、マネキン造形デザイナー。ディスプレイの会社に勤務していた。
 

- 岸下さんは「造形工作師」ということですが、大学では何を専攻されたのですか?


岸下   油画科です。ですが、現代美術と立体造形に傾倒して、主に立体を手がけていました。ちなみに妻は同じ多摩美の日本画科卒業です。
  美大で立体造形をしていた関係で、卒業後はディスプレイデザインの会社に就職し、あまり世の中には知られていない職業ですが、「マネキン造形デザイナー」をしていました。ディスプレイの中でもマネキンを専門にデザインし製作する仕事です。
  2017年に完全に独立するまでは、毎日会社に通いながら並行して活動していました。とにかく立体を作るのが好きで、その延長上に今があるという感じです。

- 起業を思い立ったのは、何かきっかけがあるのでしょうか。


岸下   卒業してから「いつかは自分のファクトリーを持ちたい」と漠然と考えてはいたのですが、実際に動くきっかけになったのは東日本大震災を身近に感じたことでした。何があるかわからないのだから「先送りせずに今、始めよう」と強く思いました。結局独立までに6年かかってしまいましたが。
  6年前から、現在の家のリフォームを始めたのです。長く放置されてボロボロの状態だったのを、約1年間かけ週末を利用してリフォームしました。そのときすでに、将来は独立して自宅兼事務所として使うことを想定し、一階が住居で2階がオフィスという形にしました。

 
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プロフィール

岸下顕師さん 
[ アースリートデザイン代表 造形工作師 ]

奈良県生まれ。多摩美術大学卒業後、ディスプレイ制作会社にマネキン造形デザイナーとして12年間勤務。自転車のカスタムなどを手がけ始め、2016年4月に起業。1年間のダブルワークを経て、2017年3月に退社して独立。アクティビティとクリエイティビティをテーマにした造形工作専門のデザイン工房「アースリートデザイン(ARTHLETE DESIGN)」を運営する。主な事業は自転車のカスタムとデザインを専門に行う「アースリート バイシクル」や造形工作ワークショップなど。https://ameblo.jp/earthlete006/

(取材:萩谷)