SOHO社長の体験記

特殊な工具はファブラボ*3を活用 外部と連携しワークショップを開催 

オフィスの天井には、お子さんのために手作りした雲梯がある。
 

- 2016年に起業された当時と比べ、現在の業務内容など、変化していることはありますか。


岸下   最初に立ち上げた自動車カスタム事業のほうは、起業当初から基本的に変わっていません。ただ、まだ自転車に実装するレベルではないのですが、部品もオリジナルなものが作れないかと、プロトタイプを作ったり研究を進めているところです。試作品を作る際に自分では持っていない工作機械を使用することがあるので、そんな時には三鷹産業プラザ1階にあるファブスペースみたか*4やテックショップ東京*5といったいわゆるファブラボを使っています。テックショップ東京は大型機械までたいていのものは揃っています。
現在は、造形グッズの制作や、工作ワークショップなど造形工作をベースにした事業内容を強化しつつあるところです。

- どのような内容のものなのでしょうか。


岸下   たとえば、夏休みイベントとして「スケボーを作って走らせよう」という子供向けの工作ワークショップを、美大つながりの友人のいる日野のスタジオで開催します。他にも「キックバイクを作ってみよう」というワークショップをやります。私はスポーツが専門なので、それをベースにした造形をやっていきたいのです。さらに、ワークショップの延長上にオリジナル商品も展開していこうと考えています。
  他には、前の職場からちょっとしたディスプレイ小物を依頼されることもあります。


*3 ファブラボ
さまざまなものを自作できるように3Dプリンタやカッティングマシンなど、多様な工具を備え、市民が自由に使用できる工房。ワークショップも開催され、世界中に存在する。

*4 ファブスペース三鷹
https://fabmitaka.co/

*5 テックショップ東京
http://www.techshop.jp/index.html#section01




プロフィール

岸下顕師さん 
[ アースリートデザイン代表 造形工作師 ]

奈良県生まれ。多摩美術大学卒業後、ディスプレイ制作会社にマネキン造形デザイナーとして12年間勤務。自転車のカスタムなどを手がけ始め、2016年4月に起業。1年間のダブルワークを経て、2017年3月に退社して独立。アクティビティとクリエイティビティをテーマにした造形工作専門のデザイン工房「アースリートデザイン(ARTHLETE DESIGN)」を運営する。主な事業は自転車のカスタムとデザインを専門に行う「アースリート バイシクル」や造形工作ワークショップなど。https://ameblo.jp/earthlete006/

(取材:萩谷)