SOHO社長の体験記

過去の経験もコンプレックスも 仕事につながる貴重な宝である 

著書が出版されると、その関連の講演依頼も寄せられ、さらに仕事の幅が広がる。

- たかぎさんの発想と仕事の組み立て方は、とても自由度が高く、知的でユニークです。これから起業を志す人のために実例紹介も兼ねて、新たに興味を持ったことをどのように仕事にしていくのか教えてください。


たかぎ   自分ができないことやコンプレックスは、視点を変えればお金になるネタの宝庫です。   たとえば、私は足のサイズが大きいんです。デザインが限定されてしまい、履きたい靴が見つからなくて苦労しています。そこで「日本人女性のための25cm以上の靴のデザイン」がしたいと考えています。

- また異分野への挑戦ですね。


たかぎ   台湾のスピーカーメーカーで通訳をしていた時に、デザインと製造の兼ね合いを意識するようになりました。夫が技術者ですから「機能的に意味のないところにコストをかけてはいけない」などの話も聞かされてきたので、それが役立てられると思います。これまでの経験と全く無縁のことではありません。
  実はこのサイズは女装者(趣味などで女装をする男性)のマーケットにも適合するんですよ。すでにシューフィッターについては学んだので、来年は職業訓練校の靴職人コースに通いたいです。学んでいく過程で「大足女子環境改善」というテーマのイラストコラムも描けますし。

- なるほど。次にお会いする時には、名刺やWebページに「靴デザイナー」という肩書きとともにご著書が増え、また別の分野にチャレンジしているかもしれませんね。本日はありがとうございました。

<了>
 




プロフィール

たかぎりょうこさん 
[ 東京高木良子事務所代表、(社)日本トータルビジュアルブランディング協会 理事長 コミックエッセイ作家 中国語通翻訳者 ]

大学で中国語を学び、北京に留学。大学院在学中に台湾系スピーカーメーカーに入社し、東京事務所を一人で立ち上げる。同社が撤退したのちは日本企業の中国部門、IT系ベンチャー企業などで働く。2005年に家を建てると同時に独立。中国語の通訳・翻訳者として活動しつつ文筆業・イラストなどの仕事を始め、興味の赴くままに活動領域を広げている。現在は、執筆と講演活動が中心。パーソナルブランディングや就活アドバイザーも行っている。
 http://www.takagiryoko.com/

(取材:萩谷)