SOHO社長の体験記

周囲の人の力やリソースを借りて 効率よく仕事を進める環境を作る 

前田さんが選んだ新しい拠点。デスク貸しと受付業務のみのオフィスで毎月の固定費を圧縮。

前田   もう一つは、商売の成功は必ずしも個人の能力だけによるのではないということです。世の中には中小企業の社長がたくさんいらっしゃいますが、親やさらにその前の代から蓄積された資本や信用の力というのは大きいです。起業される方は、そういうものを持たない方が大半でしょう。自分の能力以外に、他人の力、会社の信用、土地など何かをプラスしてから始めた方が、力が何倍にもなります。協力してくれる人たちや金利の低い資金を得て、自分のやりたいことを効率よくできる環境を整えることが大事です。
  私は自己資金20万円で始めたのですごく遠回りをしましたし、時間を無駄にしたと思います。

- 前田さんは時間ということを強く意識されているんですね。


前田   起業後 1年間かけてやったことが、今なら3ヶ月でできてしまいます。ですから、最初からそのような環境を整えればよかったと後悔しています。
  時間を無駄にしないということで言えば、税理士は絶対に雇うことをお勧めします。税務関係は非常に手間がかかるので、自分でやるのは非現実的です。月3万円くらいなので、プロに任せてしまいましょう。あとは持ち家の人に名義を借りて会社の登記をすることでしょうか。人の力はどんどん借りた方がよいです。

- たいへん実践的なアドバイスです。本日はありがとうございました。

<了>
 




プロフィール

前田史門さん 
[ 鳥商日本株式会社 代表取締役 ]

高知県出身。国際基督教大学(ICU)入学のために上京。大学に通いながら家電量販店への派遣で働いていた時の経験をヒントに2016年5月に起業する。鳥商日本株式会社を立ち上げ、その後会社の株は売却して役員として報酬を得る立場に。2017年10月にSOHOプラザA に入居。 tori.asia

(取材:萩谷)