SOHO社長の体験記

コンサルとしてオフィスはミニマムに 初期投資もかけずに起業 

思った以上に書類がたまっていたそう。機密文書はこのような形でしっかりと処分した。

永井   パイロットオフィスの開設と運営には三鷹市が関わっているので拠点とするのにも安心だったし、とにかく三鷹駅に近いのが助かりました。当時は顧問をやっている会社の方に行っていたので、パイロットオフィスにいる日はそれほど多くなかったのです。基本はパソコン一つでできる仕事なので、出張先のホテルで仕事をすることもよくありました。入居して5年目に再募集があって、もう少し広いブースに移ったのですが、必要がなくてまた元の部屋に戻りました。それ以来ずっとこの部屋を借りています。

- 私も三鷹駅で永井さんがリュックを背に、スーツケースを引っ張って客先に行かれるところをよくお見かけしました。SOHOとして20年もお仕事を続けることができた秘訣はどこにあると思われますか。


永井   55歳で会社を辞めたので、普通の人が定年になる60歳まで5年間続けられればいいと考えていたのが、思ったより長く続きましたね。
  一つには、医療画像システムのコンサルなので、ものを仕入れることをしないミニマムな体制だったからでしょう。ですから初期費用もかかっていません。よ前田先生*2には「永井さんのところは30万円しかかかっていない」と引き合いに出されていました。
  もう一つは、何と言っても会社員時代からの人脈です。ティアックの時にお付き合いがあったドクターや、メーカー、代理店の人脈を使って仕事が増えていきました。そのお付き合いは今も続いています。





プロフィール

永井実重さん 
[ メディカルシステム・ナガイ代表 ]

ティアック、センチュリーメディカル、ミネベア、ティアックと医療分野の会社で転職をしながら経験を積む。1994 年ティアックを55 歳で早期退職。八王子の自宅で医療分野の画像をデジタルファイリングするシステム構築のためのコンサルタント業を起業し、1998年12 月*SOHOパイロットオフィスの開設時に入居。20年間のパイロットオフィス生活に区切りをつけ、2018年11月末日に退去された。

(取材:萩谷)